「カナダからの近況報告6」 9月25日
雄大な景色の中の一本道、

ひたすら北上して行くと…、

日没間際に突如森の中から姿を現した巨大な影に急ブレーキを踏む。「エルクだ。デカい、デカ過ぎる…」。

今まで出会ったのはこんな可愛い鹿だけだったので、インパクト大き過ぎ。

車を全く恐れていない。というか、威嚇している…。「もののけだわ、これ…」。

この時期の雄は発情しており、キャンピングカーにさえ突撃してくるから近づくなと注意されたが、まさかこんなに迫力があるとは…。下写真はエルクへの注意を促すパンフレット。


森の中で会ったらまじ恐怖。グリズリーさんより危ないかも…。
それからしばらくして、再びエルクに会うことができた。

無駄に発達した立派過ぎる角。カッコいい!

ただ、雌を十数頭も従えてハーレムを築いているこの雄、なんだかおっとりしていて、道路で出会った孤独な雄が発していた凄みがない。

かなり長い間、至近距離で観察することができた。やはり、満たされてしまったらオトコは終わりなのか…。
ところで、エルクより100kgもデカいムース(ヘラジカ)ってどんな化け物なんだろう?

下写真は「ムースとは100mの距離をおけ」との注意喚起の看板。グリズリーも確か100mだったので、同レベルの警戒をしろと…。

若い頃、カナダに住んでいたことのある嫁は一度だけ見たことがあるという。まさに怪物だったとのこと。
今回、子を守る雌のムースは見たが、残念ながら雄には会えなかった。
