先週と同じ看護師さんが、
先週と同じように腕の処置をしてくれてました。
酸素マスクは外れてましたが、
首から点滴が加わっていました。
手足も自分で動かせず、
首には点滴の針が刺さり、
胸には心電図、
お腹には胃への管、
排尿の管。
Tさんは、うとうとしている時間が多くなってますが、
痛みは感じるようで、
硬直した手の包帯を取り替える時は、
顔に痛みが走りました。
血糖値の検査だといっては針で指先を刺し、
お薬の時間だといっては胃の管から入れます。
Tさんは私の言うことは分かっているようで、
一度声を出してくれましたが聞き取れませんでした。
Tさんの絶望と苦しみは、いかばかりかと思います。
今の医療は残酷です。

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