先週末は、千葉で農家をやっている友人宅に遊びに行っていたのだが、帰りに成田山新勝寺に寄ってみた。
新勝寺自体は訪れるのは初めてなのだが、実は私の出身地である大阪府寝屋川市にはこの成田山の別院があり、父親の仕事の関係で、車でしょっちゅう傍を連れられて通っていた思い出がある。
さて、改めて訪れてみた成田山新勝寺は、真言宗智山派の大本山で、関東一円のお寺の中でもかなり大きい方ではないだろうか。丁度桜の時期で、太鼓のイベントも催されていて、大変な賑わいだった。本堂では護摩焚きの始まる時間で、大勢の人が参加していた。
手前が三重塔で、奥がコンクリート作りの本堂。
一切経堂の天井。
これは額堂。新勝寺の開山は940年で、一千年以上の伝統がある。江戸時代には成田詣でが盛んになり、沢山の額が奉納されたようで、この様に額だけを飾ったお堂まで作られた。
新勝寺は、現世利益を中心に押し出しているようで、良くも悪くも庶民的な雰囲気が漂っている。特に、風格ある店の建ち並ぶ参道は見事である。ある意味、参道の方が面白くてお詣りに来る人も多いのではないだろうか。お詣りをして良い気分になって、おいしい物を食べて、珍しいものを買って帰るという見事なサイクルが現代に至るまで続いている。
鰻を捌くの段。

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