梅雨明けの三連休、友人と初めて北アルプスに行ってきた。16日夜新宿発の高速バスで上高地まで行き、17日の早朝から登り始めて約6時間で涸沢。広大な雪渓をバックにして幕営。18日は、早朝4時起きで、涸沢カールの急斜面をアイゼンをつけて登り、前穂高岳北尾根の5峰と6峰のコルから主峰に向けてアルパインクライミング。前穂高岳山頂から紀美子平〜吊尾根をへて、本邦3番目の高所、奥穂高岳山頂(3190m)へ縦走。クライミングで思いもかけぬ3時間待ちのため、再び涸沢カールを下降して涸沢にたどり着いたのは20時を回っていた。19日は涸沢を後にして、一路上高地へ。
3000m級でのアルパインクライミング+縦走は初体験で、このルートが初心者向けとは言え、自分にとっては充分手応えのあるものとなった。北アルプスは奥が深い。明治時代に上高地を紹介したウェストンが、ここを日本のアルプスと評したのも頷ける。少ない写真で雰囲気を伝えるのは難しいと思うが、片鱗を感じて頂ければ幸いである。
涸沢まであと一息。この時期では雪渓がまだまだ残っている。
涸沢カールと幕営場。
涸沢から見た夕焼け。
朝焼けの奥穂高岳。
前穂高岳北尾根の登り始め、5峰。
北尾根から奥穂高岳(左)と槍ヶ岳(右)を臨む。
北尾根4峰。人が登っているのが見えるだろうか。
前穂高岳(3090.2m)山頂。
岩稜とハイマツの続く吊尾根を奥穂高岳へ。
ずっとこんな光景。
奥穂高岳山頂。穂高神社の小さな祠がある。この時点で17時半位。
眼下には涸沢。ヘッドランプを付けて20時頃到着した。
帰る直前、上高地河童橋から梓川を臨む。


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