すっかり更新が滞ってしまって申し訳ありませんが、私的なことでご報告が1つ。藤野の中で引越しをしました。新居については、またおいおい報告していく予定です。
毎週金曜日の20時まで首相官邸前の歩道で行われている大飯原発再稼動に反対する抗議行動に参加してきた。今回が初めてだったが、2週間前は主催者発表で20万人、先週は15万人との事。数が増えるに連れて、警察の警備の方も厳しくなってきたと聞いていたが、19時過ぎに丸の内線の国会議事堂前駅を降りると、「地上に出る方は4番出口から出てください」と駅構内で警察が誘導をしている。トイレに行くと、男子トイレの入り口に2名も警官が立っている。
4番出口から地上に出ると、矢印の書かれたカードを持った警官が、「こちらにお並び下さい」と誘導しているが、首相官邸前と全く逆方向である。どうやら、歩道から車道に人が溢れないように、順々に歩道を埋めていくという方針のようである。順路(?)に従って行くと、知人達と合流。そこでしばらく「再稼動反対」というコールを上げる。単純なコールで、分かりやすいのがいい。また、誰が統率していると言うわけでもないのに、そこかしこで声を上げたり、思い思いのプラカードを掲げている。
警官が阻止線を張っているのに対して、人々が抗議している所。
首相官邸前にはもはや行くことができないので、その場を離れて財務省上交差点の方まで退却してみることにする。人はまばらである。
ここから首相官邸前まで再び歩みを進めたところで20時になり、主催者が解散宣言を発する。潮が引くようにさっと人がいなくなる。知人達と、経済産業省前の脱原発テントを訪れ、日比谷公園にてしばし交流。
その日の参加者は主催者発表にて15万人との事だが、正直、全体像が全く分からないので、ピンと来ない数字である。かなりの人数であったことは間違いないだろうが。
それにしても、この行動をどう評価するのか。「紫陽花革命」と評価する声もあるが、個人的にはそこまでのものかどうかはよく分からない。いい意味で、お行儀がよい行動なので、「こういうのは初めて」という人も参加しやすいだろう。まずは、これだけの人が一堂に会したということは凄いと思うのだが、このエネルギーが今後どういう方向へ行くのかが問われているだろう。
何回も参加している人の話では、「みんな、切実な顔で参加しているよ」とのことである。


1