週末に、実家近くの枚岡神社の梅林に、例によって梅を見に行ったのだが、その帰りに暗峠(くらがりとうげ)に行ってきた。
暗峠。何とも言えず不気味な名前だが、実際に大阪側からの自動車でのアプローチはなかなか難しい。軽自動車でないと、絶対に通れないほど細い箇所もある。
暗峠は、数ある奈良街道の一つである暗越奈良街道上にある。奈良時代に難波と平城京を最短距離で結ぶ道として作られた。大阪側から登ると、始めは住宅街なのだが、それが終わる頃、古墳や寺があり、山道を進むと峠の近くでまた開けた感じになる。段々畑が連なり、古からあると思われる茶屋など、非常に趣がある。そして、峠の核心部分は石畳として残されている。日本の道百選にも選ばれている。


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