ツアーはまだ春に向かって続いていきます。
今日はその第1歩目を踏み出したいと思います。
そんなわけで、横浜アリーナの2日目に参加してきました。時間ギリギリに会場に着いて、席に着くまで気がつかなかったのですが「あれ、何もないんだ?」 過去2回ツアーの千秋楽に参加したことがあって、そのときはサイリウムが配られたのです。その理由を、小田さんの最初の言葉で全て理解しました。ツアーは春に向かって続いていく、今日はその第1歩、今日は区切りの日ではあるけれどこれまで続けてきたライブの中のひとつ。そういうことなのでしょう。
いなPとだらだらやるコーナー、『秋の気配』はやらないつもりだったのが、会場のブーイングで「少しだけ」やることに。『秋の気配』は横浜の御当地ソングということになるのでしょうか。その前に、代わりに選んだ曲を演奏することに。その曲とは『僕の贈りもの』でした。「日記の中にネタになるような話は無いかと探して、あ、これなら曲になるなって」と、曲を作った時のエピソードも話してくれました。ところが、ギターとアンプの接触不良がなかなか解決せず「いなPのギターだけでやりますか」 小田さんの歌声は高く澄んで、それは美しいものでした。
御当地紀行に続いて『グッバイ』から会場全体が一気に盛り上がりました。『Yes-No』のイントロでは、小田さんが「園山〜ッ!」「もっと、もっと!」と煽る場面も。みんな大喜びです。『今日もどこかで』まで、ずっと立ちっぱなしでした。「いろんな想いを込めて」歌った『hello hello』では、小田さんはちょっと泣きそうになったようにも見えましたが、最後まで涙を流すことなく歌いきりました。
アンコールで小田さんはサックスを携えて登場、まさかの『ムーンライト・セレナーデ』でした。続いて『またたく星に願いを』、金原さんのカウントがはっちゃけてます。金原さんは、最初のメンバー紹介でもガッツポーズを決めて、小田さんに「度肝を抜かれてしまいました」と言わしめていましたね。これまた盛り上がって、最後に小田さんがピアノをならす一面もありました。『YES-YES-YES』では、イベンターさんが合唱に参加するのが恒例ですが、最後列のちょっと雰囲気の異なる方々が、肩を組んで歌っていました。おそらく、各地のイベンターのトップの方々だと想像しました。『my home town』は相変わらず格好いいです。サビの部分では、コーラスに合わせて♪my home town〜と声を出してみたり(笑 最後に「みんなのことを思って作った曲です」と『君のこと』を演奏して、ライブは終了です。
エンディングでは、ツアースタッフがチームごとに紹介されました。ツアーはまだ続いていく、でもひょっとしたら今日で離れていくスタッフもいるのかも知れない。そんな風に思いました。最後の最後に、会場から大きな拍手が沸き上がりました。
ライブの途中で、小田さんは今まで以上に力強く「来年の春、東北へ行ってきます」と宣言しました。最後の曲を演奏し終わっても、小田さんからは「完走したぜ!」みたいなオーラは感じられませんでした。東北のツアーを終えるまで、越えていかなければならない課題があるのでしょう。まだ小田さんの旅は続くのだと感じさせられた、横浜のライブでした。

17