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食人鬼

行脚していた夢窓国師は 深い山奥で道に迷い 日も暮れかけた

時庵を見つける そこに一人いた老僧に教えられて ようやく小さな

村に行き着き 村長(むらおさ)の家で泊めてもらうが 深夜になって

村長の息子が言う「先ほど父が亡くなりました 村の掟に従い

村人は 死者があった夜は全員村を離れなくてはなりません 

そうしないと 必ずたたりがあります しかしあなたは旅でお疲れ

でしょうし この村の者ではなく お坊様ですから お望みならここに

お留まり下さい」

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夢窓は村長の家に一人残り 村長の亡骸を前に読経しながら 

弔いの行を勤める すると突然金縛りに遭ったように動けなく

なったかと思うと もうろうとした大きなものが現われ 

亡骸を食らい尽くして またいずこへともなく消えた

翌朝戻ってきた村人たちにその夜の事を話すと 村に伝わる話と

同じであると村長の息子は言う だが夢窓があの庵の僧は死者の

弔いをしてくれないのかと問うと意外な答えが返ってきた、

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「そのような庵はありませんし もう何代にもわたって このあたりに

お坊様は居られません」

夢窓国師が前夜来た道を戻ると 庵はすぐ見つかった 老僧は

夢窓の前に両手をついて言う「昨夜はあさましい姿をお見せ

しました 村長の家に入り込んで 遺体を貪り食った化け物は

私です 私は食人鬼なのです はるか以前私はこの郷の

ただ一人の僧でしたので たくさんの死者を弔いました しかし

私は それで得られるお布施の事しか眼中になく その妄念に

よって 死後食人鬼に生まれ変わって 近辺で死ぬ人の亡骸を

食っていかねばならなくなりました どうかこんな私をお助け

下さい!」 そのとたん庵も僧も消え 夢窓の眼前には古い苔むした

墓石があるだけだった



この食人鬼は小泉八雲の短編小説 小泉八雲をご存知の方も多い

とは思うが・・・・・・・・・・・・・ 小泉八雲はもともと日本人ではない

小泉はギリシャ生まれの新聞記者・紀行文作家・随筆家・

小説家・日本研究家そして日本民俗学者 東洋と西洋の両方に

生きたとも言われる人 本名はパトリック・ラフカディオ・ハーン


小泉は1850年生まれ 来日したのが1890年 そして1891年

中学教頭西田千太郎のすすめで 松江の士族小泉湊の娘・

小泉セツと結婚 1896年東京帝国大学文科大学の英文学講師

に就職

日本に帰化し小泉八雲と名乗る

小泉は多くの小説を書いていた 代表的なのに怪談ではあるが

耳なし芳一のはなし・むじな・ろくろ首・雪女などがある

そして今から115年前の本日 狭心症で56歳の生涯を終えた

今日は八雲忌である


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ココ大事( ゚Д゚)_/http://www.genesis-ot.jp/new%20item.html

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投稿者:監督
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