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寝相

ITで読んだ怖い話 ガタガタブルブル (((((((lll゚д゚)゚ コエェェェ〜


私は仰向けで寝ることが出来ません 修学旅行で友人達と一緒に

寝たときなど「苦しくないの?」とうつぶせで寝ている私は聞かれ

たりしました うつぶせで寝ると顔の骨が歪んだり 心臓に負担が

かかってしまうとテレビなどで聞いたこともあります

でも 私はあの日以来天井を向いて寝ることが出来なくなって

しまったのです


あれは確か13年前の夏休み 私が9歳の時のことです

母の実家は長野にあり 我が家では夏休みと冬休みにそこへ行く

のが習慣のようになっていました 弟は6歳で この年に小学校に

入学し そのためか祖父母はいつにもまして 私たちを温かく

迎えてくれました

母の実家は 幼心にもう何百年もここに建っているのではないかと

思ったほど年季の入った大きな平屋で 祖父母はそこで農家を

営んでいました ちょうど私たちが ここを訪れる頃には 近所で

お盆のお祭りがやっていて 私にとってはそのお祭りこそが祖父母

の家に行く一番の目的でもありました

そう あの夜も確かお祭の日でした

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祖父に散々お金を使わせ 私と弟がお祭りから帰って来ると もう

時刻は夜の10時を過ぎていました 

母に促されるまま私たちはお風呂(ドラム缶を使った五右衛門風呂

のような物でした に入り、『いつもの部屋』に向かいました

その部屋は 普段は物置に使っている屋根裏部屋で 私たちが

来るときだけ 祖父と祖母が私たちが寝られるように そこを

片づけておいてくれるのでした

部屋の中は少しだけかびくさくて 木の匂いがして なぜか私たち

はその部屋が好きでした まるで私たちだけの秘密基地のようで

この部屋で寝るときはとてもわくわくしたものでした

私は小さい頃からあまり寝付きがいい方ではなく その日も弟が

寝てしまった後も 一人布団の中でぼんやりと下での両親と

祖父母 そして近所に住んでいた叔父と叔母の かなりお酒が

入っている様子の話し声や笑い声を聞いていました

しかしやがてそれも消え 階段下から漏れていた1階の明かりも

消されると私はとたんに怖くなりました

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家中で起きているのは自分だけなのだと思うと心細くなったのです

私は早く寝てしまおうと ぎゅっと目をつぶりました しかしそう簡単

に眠れるものではありません 私は目をつぶったまま じっと朝を

待ちました 目を開けるのが怖かったのです


ふと誰かの声が聞こえました いえ声というのは適切ではないかも

知れません 息づかいと言った方がいいかも知れません

「はあ・・・はあ・・・」

という喘ぐような、苦しそうな声でした

「・・・ヒロキ?」

私は弟の名前を呼んでみました この部屋には私の他に弟しか

いないはずなのです 答えはありませんでした

ただ 苦しそうな息づかいが聞こえるだけです 女性の声・・・

若い女の人の声のような感じがしました 私は思いきって目を開け

ました ・・・誰もいないのです

ついさっきまで 前髪に息がかかっていたほど近くにいたはず

なのに・・・ 足音なども聞こえませんでした

私はぞっとして部屋中を見回しました 誰もいません

いよいよ怖くなった私は 隣で寝ていた弟をひっぱたいて起こし

文句を言われながらも 私がいいと言うまで起きていてほしいと

頼みました

私は布団を弟の布団とくっつけて 嫌がる弟の手を無理矢理

握って目をつぶりました 自分以外に人がいることを確認して

いたかったのです しばらくして ようやくうとうとし始めたとき

何かが私の頬に触れました 髪の毛・・・・?

それは人間の髪の毛の様でした とても長い髪の毛・・・


今この家の中にいる人でこんな長い髪の毛の人はいないはずでした

第一 足音が聞こえなかったのですから 下から誰かが上がって

きたのではないはずです 私は弟の手をぎゅっと握っていました

気がつくと 弟もその手を握り返しているのです 弟の手は汗で

びっしょりでした

「姉ちゃん、姉ちゃん・・・」

弟は私を呼んでいました

「もういい・・・?もういいって言ってよ!もうやだよ・・・姉ちゃん・・・」

弟の声は震えていて 泣いているようでした

さっきの女性の声が聞こえました

「で・・・・け・・・・で・・・・け・・・」

その声が何を言おうとしているのか解ったとき 私は悲鳴を上げて

いました

「で・・・いけ・・・・でて・・・け・・・・でていけ・・・」


気がつくと朝でした 私は呆然としていました


あれは夢だったのでしょうか? 慣れない布団や枕で寝たせいで

妙な夢を見たのでしょうか? 弟があの夜 一体何にあれほど

怯えていたのかは 本人も覚えていないそうです

と言うより 彼はあの夜 私に起こされてからの記憶は全くないと

言っていました

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しかし あれが現実の出来事だった証拠も たった一つだけ彼女は

残していました 目覚めた私の右手には 自分の物ではない長い

数本の髪の毛が いつの間にか握られていたからです

私はあの夜の出来事は本当のことだと信じています 私は

仰向けで寝ることが出来ません

うつぶせなら 少なくとも目を開けても 彼女の顔を直接

見なくて済みますから


http://www.genesis-ot.jp/
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投稿者:監督
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