2020年はたいへんな年でした。
12月の源内法要に参加できない年が来るとは予想しておらず、これまでになかった年末を送ることになりました。
また、昨年2月20日には、芳賀徹先生がお亡くなりになりました。
平賀源内研究の第一人者として、まだまだご活躍になられるものと思っていたので、大変残念でなりません。
私も個人的にさまざまお世話になってきたので、ご恩は忘れられません。
ご恩返しは、源内のことを調べ、発信し続けること以外にないと改めて心に刻みました。
「源内探偵団」という名前をつけてくださったのも芳賀先生でした。
2000年1月6日という記念すべき日付は、私の愛読書である名著『平賀源内』(朝日新聞社、1981年)の扉に刻まれています。
その日、源内の名を世界に広げるミッションとともに「源内探偵団」の呼称をいただいたのでした。
以後、そろそろ21年になりますが、その役割を十分に果たしてきたとは言えません。
『平賀源内』(朝日評伝選)の刊行から40年目の今年2021年に、もう一度源内ブームを呼び起こすほどの評伝を書きあげ、積年のお約束を果たすつもりです。