これパプリカの株元なのですが、今こんな感じです。
なす科の植物は何と言っても、支柱で誘引してワキ芽を摘んでいかないといけないんですが、
なんでこんなことせんといかんのやろうかとずっと考えていました。
怒られるかも知れませんが、ほんとの事言うと面倒くさい。
樹が倒れると、実が地面に付いて、太陽の光線を浴びなくなる、湿気から病気になりやすい、より虫害に遭い易い。
苗を定植した後、
活着がうまくいって葉色もよくなり、ずん!と大きくなりだしたのですが、
そのままほったらかしにしていたら案の定倒伏してしまい、暫く可哀想な感じになっていたのですが、さらにほったらかし続けて半分忘れてたみたいな感じでいると、またちゃんと立ち上がって、結構立派な樹勢になりそうな予感がしてきました。
なす科の植物が倒れようとするのは元々の性質な訳で、
脇芽を出そうとするのはより子孫を残そうとしている顕われな訳で、
倒れればちゃんとこうやって不定根がしっかり出てくる訳で、
根っこが沢山出れば、ワキ芽欠きと言う作業もする必要もないわけで、
実はナス科の植物は倒れたい、倒れたいと思っているのかも知れません。
倒れることでベースになる土台を作りたい、
ワキ芽を出すのは土台がある条件に沿った当然の性質。
もともと茎だった土台からは樹上の生計に見合った根っこがわさっと出る。
みんな関連しているのでしょうね。
折角なので、伸びていく枝を、このまま支柱をしないで生長を見ようと思います。
うちの畑のようにモグラが沢山いる畑では根っこが何かと傷つき易いので、そこから病気が出る恐れもあるわけで、そういうことからも一本の樹に対する根っこの量は、多ければ多い程良いと考えています。又、肥料は栽培の始めから入れていませんので、よりたくさんの根っこで、養分を探して吸い上げてもらって、根の周りの微生物も沢山住んでもらうにはいい条件にもなるのではないか。肥え切れするではないかとも心配すべきかもしれませんが、これも始めから肥を入れていない物がここまで育っていて、実が適度に付いてくれる事は去年確認済みなので、栽培者の施肥呪縛からもすっかり解放されています。
差し当たって問題は、
実が付きだすとまた倒伏するでしょうから、虫害にも遭い易くなります。
次は倒伏した時、茎の根元でポキッと折れてしまうだろう事。
それにしても、なす科の植物は枝が折れやすい。それも理由あっての事かも知れません。
初めに倒れた枝・土台に土を掛けてやればいいのかな。そうすれば次の倒伏では茎の根元は折れないかも知れません。
試験区なしで全部の株でやってしまうので、パプリカがほんとにこけたら、わたしも一緒にこける事になりますが、まあええか!やってもたろ!