地下鉄のホームで並んでいたら、近くに「平野次郎さん」がいました。
平野さんといえば、20年位前にNHKの夜のニュースの花形キャスターだったかた。
今は引退されお年も召してましたが、あいかわらずダンディでかっこよかった。
で、実は私は15年位前にNHKでバイトしている時に平野さんといっしょに働いていたのです。
NHKスペシャルの番組で、毎日コーヒーをお出ししていた仲。
とっさに「挨拶しなきゃ!」と思いましたが、でも「たかがバイトの顔を憶えとらんよな〜」と思い、そのまま気づかぬふりをしていました。
しかし、電車が来て乗り込んだら(けっこう混んでた)、平野さんが私の真後ろに立ってしまったのです。
しかも、そうこうしているうちに私は「おなら」がしたくてたまらんようになってしまったのです!
うわ〜! 平野次郎が後ろにいるのにおならはできんだろう! 超やばいっス!
しかも、地下鉄の窓ガラスで平野さんと目が合い、あちらは「あっれ〜?」という顔をしているし。
こ、こんな状況で今さら挨拶ができますかっつーの。
私が取った作戦は・・・「目をつぶって立ち寝のふり」でした。
しかも「括約筋を大活躍させたまま」・・・ (ん?どっかで聞いたフレーズだね)
そんな苦しい状況の中、電車は新お茶の水に到着し、私はやれやれ・・・と電車をおりたのでした。 ああ、さようなら平野さん、また会う日まで!
できればその時は、別の状況でありますように。