四川大地震から2週間が過ぎました。
今ごろ書くのもおかしいのですが、色々思ったこと、かってなことを書きます。
私は中国という「国家」はともかくとして、中国の人たちは好きです。
メディアに言われるほど、中国人がみんな「反日」とはあまり思えないのです。
反日運動って、国内の不満をそらすために操作されて起こるのじゃないかなあ。。。
オーケストラ・アジアにいた頃、北京や上海で公演の合間に一人で町をうろうろしたりお店に入ったりしても、いやな思いをしたことは一度もなく、誰もが礼儀正しく接してくれました。
オーケストラ・アジアでは「趙さん」という二胡の中国メンバーと仲良くなって、なぜか「兄弟の約束」をして、お家に遊びに行ったり家族を紹介してもらったりしました。
みんな愛情が深く、家族や友人をとても大切にします。
日本の取材チームにかけられた、地震の被災者のかたたちのことばです。
「心配してくれてありがとう」 (孫の遺体を待ち続けるおばあさん)
「日本から来たの?遠くから来て報道してくれてありがとう」(家を失った女性)
どん底にいる時にも感謝の心を持てるということ、人として、とても尊敬します。
何十もあるダム湖決壊危険箇所に、ダイナマイトを使って排水の水路を作るために、「突撃隊」の人たちが徒歩で現場にはいっているそうです。 どんだけ危険きわまりないことか・・・
これ以上の大きな犠牲が出ないことを切に祈ります。
そして、あまりにも多くのかたが亡くなったことに、ただただ黙祷・・・。