週末、祝日営業になってから
営業日はこれまで以上に忙しくなりました。
昨日の日曜日は
「CB400FOUR OWNERS CLUB」さんが終結
とはいうものの当店から送り込んだお客様が多かったのですが
前日の土曜日は昼に「からし焼きツアー」と連日の訪問です。
ありがたいことです。

そのなかでモンキーで現れたお客様
な〜に皆で取り囲んで覗き込んでいるのかな〜

あぁぁぁぁぁぁぁ〜エンジン落ちてまうやないか!

エンジンのマウントボルトが脱落しています。
2箇所で吊ってるだけですから、恐ろしいことです。
その後、初めてお越しになったお客様
車両購入後8ヶ月のビギナーです。
テールライトのハーネスを買いに来たのですが聞くと
なにやらテールランプが点かない(ランプを手で動かすと点くこともある)
とのこと
不安に感じてレンズを外し中身を見ると.....

反射板+ソケットを固定している蓋のかしめが割れて遊んでいるじゃないですか!
=アースが取れない=ライトは点かない!
さて、なんでこんなことになるのか?
原因はこれ↓

テールライトがナンバーブラケットにリジットマウントされている。
本来はゴムのパッキン、グロメットでラバーマウントされ振動が伝わるのを軽減するのですが
これでは振動がモロに伝わります。
反射板も軽くは無いので応力で根元が割れてしまったのですね。
CB400Fは変な微振動が多いバイク
ミラー見てても特定の周波数で振れだしたりしますね。
これも振動が悪さした結果です。

文字盤がぱっくり!
原因はこれ↓

メータークッションが潰れていてリジットマウント状態
よくあるパターンなのですがメータークッションが潰れてガタガタになり
お茶を濁すのに下側のカラーを取ってしまい無理クリ締めてあるパターン
何のためにゴムが入っているのか考えれば解りそうなものです(怒)
またパーツごとに振動がよくないパーツか大丈夫なパーツかも考えれば解りますよね
解らなかったら勉強しましょうね
さすがにテールランプがあの状態でブレーキランプも点かないで帰すわけには行かないので
交換することを薦め工具持ってるか尋ねると
「積んでいるので、自分で交換して帰ります」とのこと。
当店では工具の貸し出しは行っておりませんし、スペースも貸していません。
大掛かりな作業を道端でやられては困りますが、簡単な作業なら通行車両、通行人の妨げにならぬよう許可しています。
お客様が作業を始めると
おせっかい好きな例のクラブ面々が渡し舟出し放題!

あっという間に作業完了!
ついでに余計なダメ出しもしっかりしていったようです。
この車両、以前はセパハンがついていたのかハンドルストッパーにこんな加工がされています。(買ったときにすでにこんなだったらしい)

昔はレーサー製作時に良くやった安上がりなハンドルストッパーです。
これのいいのはボルトなので角度が簡単に調整できます。
続いてお越しになった車両
診るとインシュレーターにクラックが入っている

ノーマルキャブならエアチャンバーとでキャブは前後で挟まれていますが
レーシングキャブでインシュレーターだけで保持していますから
応力が集中します。
走行中に二次エアー吸ってしまったら一大事
混合気が濃い分にはかぶるだけですが
薄い場合にはピストンを溶かしたり
エンジンを壊す原因になります。
その辺をみっちり説明し
インシュレーターを交換しました。

アイドリング調整がやり辛いとのことでしたので
一緒に「ストップスクリュー」もご購入いただきました。