4日間急なお休みを頂いて大変ご迷惑をお掛けいたしました。
今回、留守にしたのは
仲間が絶版部品のリプロ製品を作るために
アドバイザーとして同行してくれないか?というよりは
強制的に連れて行かれた感じです。(笑)
国内にいてエージェント任せで物を作っても思ったものが出来ないことも少なくなく
現地に赴いて、工場の技術者とディスカッションは必須となります。
また、専門知識を持った人間を同行させ
持っていったサンプルを手に取りどこが大事なのか
きちんと説明することが必要です。
また、工場を見学させてもらい
また生産している製品を見させてもらい
設備、クオリティを確認するのも大事なことです。
(今回のプロジェクトに関しては、具体的に製品が出来上がるまでは
一切シークレットにして欲しいとの仲間からの依頼ですから
何を造るのかの問い合わせには一切お答えできません。)
今、中国で物を作ることは品質はもちろんですが企画者サイドとしては横流しなども懸念しなければいけません
実際、有名ショップが作った製品が1年もしないうち半額以下で出回ることもありました。
(金型製作費用要らないですから安いわけです。)
かといって、まるっきり伏せると観光で行ったと思われますから
今回の企画も場所、工場の特定が出来ないようにさせていただきます。
B級グルメツアー的な内容になりますがご容赦ください
実は私海外旅行は初めて
直前はバタバタし放題
慌ててパスポート申請して
店を留守でも機能するよう段取りを....→これは間に合わずお休みにしました。
持ち物足りなければ現地で買えばいいやと
身支度もままならず出発です。
成田まではスカイライナーで行きます。

初めて乗るのでにわか乗り物マニアとしてはワクワクです。
早いんですね〜あっという間に成田に着きました。
空港内で諸手続きを済ませ
今回乗る飛行機はANA ビジネスジェットA737
かなり小さな機体です。(ビジネスクラスは8席しかない!
エンジン前方のため静かに快適な移動でした。

おおよそ3時間程度で中国 瀋陽桃仙国際空港に到着します。
行きの機内食
異常に馬鹿でかい工業地帯や

それらしい雰囲気の住宅街を見つつ

さぁ、瀋陽桃仙国際空港に到着しました。

空港を出ると真っ先に目に入ったのがこの看板

おっ!殲撃11型(J-11)か!むふふ
翌日から工場回りを始めます。
その中の一部ですが
金属プレス製作品の工場

このような工場でも労働力は若い女性が多いのにはびっくり
また樹脂整形品の工場では

巨大な射出整形の機械が何機も.....
何社か回ってみたのですが
働いているのは女性が多かったですね
私が戦争物好きなことを知ってる仲間が時間を作ってくれて
あるところへ連れて行ってくれるという
今回は完全に付いて行くだけのお任せ出張なので
期待ワクワク
電車で移動するという....
(何処へ連れて行かれるのか......)
瀋陽の駅へ行き電車を待つ
中国では切符買ってもホームまでは行けなくて
手前の待合室で電車ごとに待つのですね

14:38発なのだが、45分遅れの文字....現在の時間は15:17
その後どんどん遅れて1時間半程度遅れで電車が来ました。
仲間に聞いてみると当たり前とのこと(ポカーン!)
電車に乗り込むと何処もすでに宴会状態(!)
長春へ行くとのこと3時間半くらい掛かるようです。
お昼食べてなかったので食堂車で食事します。
漢字が並んでいるメニューからあてずっぽうで注文
「んまぃ!」
卵とピーマンとにんじんの炒め物、ご飯も普通でした。
乗った電車はこれ、

大陸を走るため寝台車も付いています。
駅で見かけた他の車両

おぉぉぉぉ中国版新幹線だ〜〜〜

物欲しげな顔して写真とりまくってたら、仲間が明日瀋陽に戻るときは新幹線にしましょうとやさしいお言葉「謝謝!」
夜は東北地方の名物料理ということで
豆腐料理を食しました。

これは日本でもありますよね、何豆腐っていったっけ?

豆腐が入った煮物

豆腐を潰して薄くした皮かな?に野菜を巻いてタレ付けて食します。

きくらげ!餃子、でかっ!

俗に言う温野菜

あちらのビールです。お茶は出てこなくて豆乳が出ます。
っていうか、全部食べられません!「無理!」
日本は完食しないと失礼に当たる文化なので食事に行くとよっぽどでないときれいに食べますが
中国は残すのOKな国のようで半分以上残してしまいました。(もったいない!)
翌日、朝から連れて行ってもらったのが
「偽満皇宮博物院」
ラストエンペラー、清王朝最後の皇帝 溥儀の邸宅です。
(日本でも特番やったりしていますね)
長春は偽満州国総督府ともよばれているようです。

歴史物は大好きですから、短い時間ですが堪能できました。
午後の工場回りに向けてタクシーで駅へ向かいます。
しかしながら中国の交通事情はものすごく
車検が無いのか走ってる車は壊れてるはブレーキランプ切れてるは
なにしろ驚いたのはクラクション鳴らす率が日本の比じゃない
町中クラクションの音で溢れています。
また、鼻っ面ねじ込めば割り込みOKのようで
ウインカーもつけずに入ってくるし
交通マナーあったもんじゃないですね
また、人も平気で何処でも横断します
激しく車が行きかうセンターライン上に人が立ってるなんて当たり前です。
信号もこんなものが付いています

カウンターが付いていてあと何秒で変わるかわかります。
駅に着きました。

こんな地方都市でも駅は巨大です。
急いで新幹線に乗り込みます。

内部は非常にきれいで広いです。天井も高いですね。
この新幹線(向こうではそう呼んではいないが)
93元(約¥1210)!来るときの電車は44元(約¥580)
なら待たないで乗れたほうが良いですよね。
最初から使えばと言いたそうですが
電車も嫌いでない私にいろんな電車を満喫してもらうための
はからいと思います。「謝謝!」
車内で軽く食事を済ませます
おぉ、ビッグマックか!?

えぇぇぇ〜(萎)

牛乳?粉を溶かしたもの
(脱脂粉乳?っていうか飲んだことないから判らないが)
2時間半程度で瀋陽に戻ってきました。

何処にでもあるんですね〜
とりあえず軽く食事して

麻婆豆腐、ひき肉は無いんですね

野菜炒め(野菜=わからない)

水餃子、すでに半分食しました。
これだけ食べて日本円で¥500しません!
腹も膨れて工場へ向かいます。
(中略)

ナンバーの無い車が走っているのをたまに見かけます。
なんでも、車買ってナンバーが来るまで時間が掛かるため
その間、書類を積んでおけばナンバー無しで乗ってていいそうな!!!

郊外にはこんなレンガ造りの古い家がたくさん残っています。
夜は「火鍋」(しゃぶしゃぶ?)

鍋は辛いだしと辛くないのと選べます。右側のは豆腐です。

具材、きのこ尽くし、ジャガイモ、マロニーちゃんみたいなもの

肉は分厚いんです。しゃぶしゃぶというよりは十分に煮込んで食べるような.....
最終日
ゆっくりとチェックアウトして
早めに空港へ
搭乗手続きまで何時間もあるので
お茶して時間つぶし

どっかで見たようなおかし、カスタードケーキのパチか?
帰りもA737です。

帰りの機内食

翼の日の丸が堪らないですね。
白い縁があるともっといいのにな〜
今回の出張は
いろいろな部分で勉強になりました。
今後、自分で「ものづくり」をする際にも
かなりフィードバック出来るのではないかと思います。
さぁまた通常の生活に戻って
「仕事」、「仕事」、「勉強」、「勉強」................
出かける間際の部品発送で数量間違いなど多く発生させてしまいました。
バタバタしていたとはいえ、ご迷惑をお掛けしてしまいました。
心よりお詫び申しあげます。