10/29の「17番目のエンジン」の事後報告

当初、ボルトが折れ、オイル漏れだけでも止めようと液体パッキンで塞いであった。

液体パッキンをはぐと偏心してボルトが.......
と、ここまででしたが
本日、同じようにテンショナーセッティングボルトが折れたエンジンが来ていたのでまとめて2基作業
(実作業よりも工作機械に治具をセッティングする「段取り」の方が大変なので、まとめて作業をします。

差し当たりど真ん中に穴を開けていき、曲がって入っているボルトが取れるまで拡大
6mmで開けて取れたが、それ以上に奥では大きく陥没、6mmヘリサートでは無理と判断さらに1サイズ上げて8mmでヘリサートを入れることに決定

なんとかおさまりました。このままではノーマルのセッティングボルトは使えない為
専用のボルトを製作することに

左がベースになったボルト、真ん中がそれを加工し製作したボルト
ユニクロメッキをかければ完成!
右はプッシュバーですが見事に穴が開いています
ただし曲がって入っていたボルトのセンターとは異なるので
それ以前にも折っているのですね(エキストラクターで外れたか?)

仮組みした状態、いい塩梅でしょ♪
テンショナーセッティングボルトはケースに入ってる部分は6mmなので過剰トルクで安易に折れます、またカムチェーン調整などで頻繁に緩め締めするものですので、ストレスが掛かります。
定期的に交換したい部品ですね。また調整時に音が変わらないからとバカぢからで締めてはいけません
プッシュバーを固定するだけで閉めればチェーンが張るわけではないのです。
パーツリストやサービスマニュアルを見て構造を良く考えた上で作業しましょう