前回の記事で書いたタンクキャップパッキンの交換法
これは、中身のセパレーターを外さないとまず上手に交換できません
「ノウハウ」とか云って黙っているようなことでもないし
間違った方法で装着されても困るので公開いたします。
クラックが入ったパッキン、これではクラックからガソリンが滲んでしまいます。
古いパッキンを外してしまいましょう。
これは大事です。タンクをバスタオルなどの厚い布で養生します。

何故かって?
セパレーターは4箇所の鋭利な爪でキャップの内側に引っかかっています。
外す時に飛んで手裏剣状態でタンクに傷を入れたら大変です。
タンクキャップを外して作業しても良いでしょう。
配線ドライバー、千枚通し、ピックツールなどの細く尖ったものを2本用意して
爪を浮かせます。
まず片側

次に隣りを浮かせます。(対角じゃないですよ!)

徐々にセパレーターを浮かせて、爪が外側に出れば簡単に外れます。
ゆっくりと作業すれば飛び出さずにこの状態で手でつまんで取れます。
さぁ、外れました。
新品のパッキン、内側、外側で厚みが違うのを確認してつけている方がどれだけいるだろうか?

厚いほうがもちろんタンク側になります。
セパレーターには丸い板が3枚重なっています。
これをパッキンで包み込まなくてはいけません

セパレーターを外さないで作業しようとすると一番奥の板がフリーで動く為非常にやりづらいのです。
このようになります。
キャップに押し込んで終了です。
純正のゴムパッキンは漏れやすいというのは完全にガセネタです。
きちんと作業せずに間違った装着法では漏れるのは当たり前です。
また、タンク側、パッキンのあたる部分まで塗装されていて、部分的に塗装が浮いてる、割れてる場合、
何らかの原因で平らではなく部分的に凹んでいるもの
これらも漏れる原因となります。
この部位も定期的にチェックしたほうが良いでしょう。
今一度愛車のパッキンを確認してみてください。