ようこそ、お入りを・・・。

2020/1/28

大徳寺月次利休忌  他会記

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今日は
今年初めての大徳寺月次利休忌に
行って参りました


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まずは十時からの法要に参列いたしました

今日は番号札が若い31番でしたので
法要の後
閑隠席にて2席目でお茶をいただくことができました

お床には
子年生まれの啐琢斎が
ちょうど60歳でご隠居された折りに書かれた
大黒画讃が掛けられていました

内室であった「おたく」さんに送られたものだそうです


水指も
子年に因んで
古瀬戸の「小槌」


主茶碗は赤楽で銘令春

替えは猶有斎お家元自筆の子(ね)

いずれも
新たな年の初めを祝うご趣向でした


本日は
あと一席だけまわろうと思い

瑞峯院の
光悦寺・山下昭子様のお席に向かいました


お床には
大綱和尚筆 即位の句

明治天皇の父
孝明天皇が即位された折に
詠まれた歌とのことでした


点前座には
高麗卓に俵形の水指

別床には

「松」「竹」「梅」の
三幅が掛かり

その前には三番叟の飾り物が置かれて

こちらも
初春を寿ぐお道具組を楽しませていただきました


興味深かったのは
寄付に置かれていた如心斎の物とは別に
席中で使われたお茶杓

アテネの月桂樹を削って作られたのだそうです


その頃
陸上競技をされていたお孫様へ
「韋駄天」という銘をつけて
山下宗匠がプレゼントされたのだそうです

そのお茶杓を手に
本日お点前をされたお孫様を
山下宗匠は天国から
目を細めてご覧になっていたことでしょう



もう一つ面白かったのは
お床の盆石「菊花石」のまわりに敷かれた
真っ白い石

これは
山下宗匠がエジプトに行かれた折に
ピラミッドの周りにあった石を
拾い集めてこられたものだとか。。。


ちょうど修復中だったそうで
「お咎め無しでした」と
楽しげにおっしゃるお席主の
ユーモアあふれるお話と笑顔が

どんな素晴らしいお道具よりも
素敵で魅力的でした



今日は一人で出かけましたので
その感動を共有してお話できる人が
いないのがちょっと寂しかったです



聚光院では
利休様のお墓にお参りにいきました

ちょうどお家元の皆様がお参りをされていました


少し下がってお待ちした後

墓前に一人静かに手を合わせて
昨年の諸々を感謝し
新たな一年の精進を誓って参りました


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2020/1/24

お抹茶の足湯!?  つれづれ
あ〜今日はびっくりしました!

1〜2ヶ月に一度通っている
お気に入りのエステティックサロンがあります

天然のハーブを使った
オイルトリートメントがとても身体に優しくて
10年以上通い続けています


ここではいつも
施術の前に
季節のハーブを入れた足湯(フットバス)を
用意して下さいます


ガウンに着替えて
施術のお部屋に行きますと
今日はいつものフットバスに
透明なお湯だけが入っていました


おや?
と思ったら

エステティシャンの方が
お抹茶を運んでこられます


ちゃんとしたお抹茶茶碗に
普通に点てたお薄を・・・

そしてなんと!

そのお抹茶を
両手で丁寧にフットバスに注がれました


一瞬
変な夢でも見ているような感覚になりました


彼女が
「今日はお正月なので。。。
お茶の先生に失礼かもしれませんが・・・
抗酸化作用があるので。。。」と

ちょっぴり申し訳なさそうにおっしゃいます



私は本当に
びっくり仰天しましたが

せっかくですから
そのお抹茶の注がれたフットバスに
恐る恐る足を入れてみました


なんだか
畏れ多いような気がしながら
薄緑色のお湯の中につっこんだ両足をじっと
のぞきこんでいました


しばらくしたら
足首から先が
じんじんとしてきて
とても気持ちのよい温かさに
心がほぐれていきました



いつものハーブ湯とはひと味ちがった
お抹茶のフットバス


初体験でした


あの栄西や明恵上人も
さすがにお抹茶の足湯までは
思いつかなかったでしょうね
12

2020/1/23

1月稽古場 2  稽古

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冷たい雨のそぼ降る中
今日は午前と午後に
それぞれ2人ずつお稽古にこられました


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釜は終日ご機嫌良く
鳴り音をたてておりました

なんとなくこのお釜は
前の持ち主にきっと大切にされて
これまで幸せな釜人生(?)を
過ごしてきたのではないかなと
そんな気がしています



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紹鴎棚

「我名をは大黒庵と云ふなれば袋棚にそ秘事はこめけり」

武野紹鴎のこの歌に詠まれている
袋棚とは
この紹鴎棚のことをいうそうですが

それにこめられた「秘事」とは何か
とても気になります


検索したくらいでは
何もわかりません


わからないからこそ
「秘事」なんでしょうが・・・



稽古場で皆さんとそんなお話をしていたら
色々な意見が出てきて
面白かったです

どこに「秘事」がこめられているか

(その1)地袋の戸の開け閉めの扱い

(その2)地袋の中に道具を入れること

(その3)二飾りからの点前で始めに蓋置と柄杓を地袋から出すこと
 
 (その4)最後に水指に水を注ぐ時に蓋を敷居にあてること


そもそも
紹鴎の時代と今では
点前も違っているかもしれませんし
やはりよく分かりません

でもまあ
こんなことを皆で色々考えるのは楽しいです


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主菓子  冬の庭 鼓月製



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干菓子 子の福  鶴屋吉信製

今日は午前にお稽古に来られたIさんが
いったんお昼を食べに外に出られて
また午後にも来られましたので

午前と午後で
お菓子が変わりました_(._.)_


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2020/1/22

1月稽古場 1  稽古

大寒に入り
ようやく冬らしい寒さを少し感じるようになり
いつしか普段の落ち着いた生活が
戻って参りました


今日は
令和二年第一回目のお稽古をいたしました


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猶有斎宗匠短冊「打出百千宝」

「打出の小槌」と言えば大黒様

そして
大黒天のお使いと言われているのは
ねずみさんです

さりげなく
今年の干支に因んだ
このお目出度い短冊は

実は先日の
家元初釜にて
社中のNさんが
籤当たりでいただかれたものです


「福が社中の皆さんにも届きますように・・」と
仰って
少しの間
稽古場に貸して下さいました


言葉の意味を調べましたら

『一槌打出百千宝』

「打出の小槌をいちど振れば
百千もの宝が飛び出す。
悟りの妙なるはたらき。」

と茶席の禅語大辞典に書かれていました


本日
Nさんにご了解を得て
お床に掛けさせていただき
ブログへのアップも快諾していただきました


これを拝見されている
社中の方々の
本当に嬉しそうなお顔を見ていたら

我が稽古場にとって

「百千の宝」は
間違いなくこのお弟子さん達だな。。。と
思いました



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紹鴎棚  薄茶点前


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主菓子  あけぼの椿


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2020/1/15

今年初の岡山  つれづれ

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今年初の岡山行き

夜明け前に家を出て
新幹線に乗って
上る朝日に追いかけられるように
西へ向かいます


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岡山に通うようになって
十一回目の初釜です


この間
公私ともに激動の日々を過ごしてきたと
しみじみ思います


思いもよらない大波小波に
巻き込まれて
自分を見失いそうになった日もありました


その一方で
信じられないような喜び事もありました


その全てがあって
今の自分があると思えば
どの日の出来事も皆かけがえのない宝物です


どんな時も変わらず
私を受け入れて下さる場所があることを
あらためて幸せに思いつつ

師匠が丁寧に練って下さった濃茶が
ゆっくりと胃の腑に落ちていくのを感じながら
その有り難さをかみしめ

今年一年の精進を心の中で誓いました







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