ようこそ、お入りを・・・。

2021/4/5

茶事を終えて  つれづれ

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二日連続のお茶事を終えて
今日はその余韻を反芻しつつ
後片付けなどをしながら過ごしています


玄庵で催した
これまでのどのお茶事にも言えることなのですが

一畳台目という極めて非日常的な空間と
主客それぞれの研ぎ澄まされた緊張感は
そこに一種独特な力をもたらし

言葉では表現し難い不可思議な時空間に
私達をいざないます


『不審花開今日春』

表千家の象徴でもある
あの「不審菴」という茶席の名も
もしかしたら
そのような意味から付けられたのではないかしらと
想像してしまいます



茶事が進行しているのは
四〜五時間程度ですが
私の場合
茶事の行われる一週間ほど前から
少しずつ準備を進めていく中で
自分の中に日に日に集中力が高まっていくのを感じます


そしてその感覚は
お客様が玄関を入られたその瞬間
お湯が沸点に達したような頂点に達し
実際に茶事がスタートしたら
その集中力を保ったまま
むしろ力はすうっと抜けて
水が流れるままに下流に進んでいくような感覚で
いつも気がついたら
茶事が終わっているという感じです


今日は
そんな一週間の緊張から解放されて
先ほど近所のTUTAYAにふらりと出かけました


お店から外へでた途端
頭の上から
賑やかな鳥のさえずりが聞こえてきました

ふと見上げると
ツバメの巣に子育て真っ最中の親鳥が二羽
忙しそうに餌を運んでいました



《玄鳥至る》


春の使い・・
「天女(つばくらめ)」ともいうそうですね


またたく間に飛び去ったツバメを
目で追いながら

あっという間に過ぎていった
春のお茶事を
また思う私でした



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