「蚊取り線香とピンポイントで蚊をやっつける虫とり網」
役立ち情報
2011年8月22日 月曜日
前線停滞の影響で雨・曇り模様の夏日ですが、翌8月23日は処暑、暑さも収まる季節になったからでしょう。今年は蝉の鳴き声が煩い(うるさい)ということもなく、梅雨明けが早く終わった割には、途中で台風の影響があり、特に暑い夏とは感じませんでした。
わたしは、夏より冬のほうが好きですが、夏の暑さも嫌いではありません。なぜ冬が好ましいかというと、夏は虫が多い、冬には虫がいないからです。
虫は虫でも蚊・蝿・蛾・コバエ(ショウジョウバエ)の類いが嫌いで、わたしにとっては生活の大敵です。これらの虫が好きな人はおそらくいないでしょうが、それゆえにわたしは虫のいない冬の方が好きです。
これらの有害・不快害虫に対して人間はいろいろな工夫をしてきました。
まず、安眠をするための蚊帳(かや)という吊り網。わたしが小さい頃には寝る前に蚊帳を吊ってそのなかに入って寝ていました。なぜか楽しかった記憶があります。その頃はまだクーラーなどというのはなく(わが実家にはありませんでした)、扇風機だけ、夜は窓を開ければ涼しかった時代です。
蚊といえば、蚊取り線香は今でも欠かせません。元々除虫菊が原材料というのですから古くから経験的に使われてきたのでしょう。今は科学的に合成した成分を使っているようです。わたしが好きなのは金鳥の蚊取り線香です。いろいろなメーカーのものがありますが、一番よく効くような気がしています。
さらに蚊取りマットや液体蚊取りがあります。マットタイプは見なくなりました。これはどちらも蚊取り線香の成分の液体を気化させて空気に送り込むものです。コンセントをさせばいいので、点火する蚊取り線香より手軽です。その代わりに部屋に成分は充満しても蚊取り効果は蚊取り線香と比較すると弱いように感じます。人間がアナログなのか煙が出ているのが見えるほうが効能が高い気がするだけかも知れません。
だから、蚊が確実にいることがわかったときには蚊取り線香を焚くことにしています。蚊取り線香といえば、かつて自動車のなかに蚊が入り込み困ったので蚊取り線香をそのまま1巻焚き続けたことがありました。1か月くらい蚊取り線香の臭いが取れなかったことがあります。
さて、飛んでいる蚊を取るのは容易ではありません。手でたたきつぶそうとしてもうまく捕まらないし、そこにいることがわかっていながらみすみす逃がすのも癪にさわります。蚊が一匹いるだけでパソコンや読書に集中できません。刺されたくない、刺される恐怖があるからです。
最近バトミントンのラケットのような形をした高圧電流捕虫機があります。ネットでの販売もありますがネットは高かったのでホームセンターで400円で3本購入しました。表玄関と勝手口に各1本、私の部屋に1本常備してあります。
高圧電流捕虫機(ここまで難しい名前でよばなければならない代物でもないが)に蚊がうまくヒットしたときにはバチッという大きな音がして蚊は一ころです。わたしは「ヤッタ!やっつけた!」、蚊に勝利した心地よさに浸ることができ面白いです。
ところがバトミントンのラケットのような形ですが、人間の安全のためのプロテクターの網が両面に付いていますが、これが邪魔してうまく取れないことがあります。蚊が高圧電流の網ではなくプロテクターの網に当たって逃げてしまうことがあります。このときには悔しいです。音が聞けないので「クソッ、逃がした」という敗北感で一杯になります。
こういう弱点がないのが100円ショップで売られている目の細かい虫とり網です。これはわが家では古くから使っていて蝿も蚊も蛾もコバエも全部捕獲できます。捕獲した後は網を絞り込み網のなかで完全な敗北の瞬間を待つ蚊を潰します。ブチッという音はありませんが網に追い込んだ蚊を潰すのが勝利の瞬間の喜びになります。
庭仕事のときには虫とり網は必須アイテムです。高圧電流捕虫機と比較して捕獲率は格段に高く、失敗がありません。誰だって小さい頃には蝶々やとんぼを虫とり網で捕まえた経験がありますよね(?)、あれと同じ要領で蚊を捕まえるだけですから簡単です。
ただ、市販されているままでは虫とり網の柄が長すぎます。これでは部屋のなかでは物に当たって捕獲する確率を低くするし、蚊を取るためには狙いが遠すぎます。そこで思い切って柄を30センチメートルくらいまで切り落とします。手では叩き落とせない蚊もこれで百発百中捕獲できます。
こうしてわが家では今年設備投資をして導入した高圧電流捕虫機と、従来の虫とり網と比較した結果、断然虫とり網のほうが使いやすく、かつ成功率が高い、という結果となりました。数値で表せば虫とり網の捕獲率100%に対して高圧電流捕虫機30%という結果です。1200円近い設備投資は失敗に終わりました。現場を知らない設備投資の恐ろしさを改めて感じました。
虫とり網は蝶々やトンボを獲るだけではありません。蚊や蝿や蛾やコバエを獲って潰すことで快適な生活を送ることができます。
蚊の多い地域では一家に何本も虫とり網を用意しておくと便利です。また公園に赤ちゃんや幼児と一緒に散歩に行く時には虫とり網を持参しましょう。蚊は追い払ってもすぐに寄ってきます。
日本脳炎や日本では発症例はないと思いますがウエストナイル熱などの感染症の媒介となるのが蚊です。だから蚊には刺されないことが重要です。憎き蚊を全滅させるために日本人は虫とり網を用意して蚊撲滅まで闘いましょう。利権政治家を全滅させる虫とり網はないものか、と100円ショップで探してます。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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