2010年8月21日 土曜日
いよいよ小沢一郎首相の誕生の可能性が出てきました。わたしは、日本国と日本国民の利益を最優先に考えてくれる人であれば、誰が総理大臣になろうがあまり興味はありません。個人的には小沢一郎氏は好きなタイプの政治家ではありませんが、日本国の課題を言葉にして、実行してくれるなら誰でもいい。少なくとも総理大臣でいることが嬉しくてしょうがないアカン直人首相より100倍いい。
大マスコミの政治部記者の書く、アカン直人首相がどうのこうのとか、仙石幹事長がどうのこうの、という記事にどうしても興味が湧きません。わたしには英雄待望論はありません。
国家のリーダーとして何を語るか、一つ一つの政治課題に対してどういうスタンスで政治を行うか、に注目しています。しかし、昨日の勝谷誠彦氏の記事には注目しました。
〜〜勝谷誠彦の××な日々引用〜〜
いよいよ小沢一郎前幹事長が「菅・仙谷討伐」の腹を決めたという情報が続々と私のもとに来ている。表ではわが軽井沢でまずこの動きがあった。それにしても今年の軽井沢はうるさいなあ。報道陣の大量来襲で地元は大儲けなんじゃないか(笑)。
<小沢氏「互いに力合わせ」 鳩山氏研修会に160人参加>
http://www.asahi.com/politics/update/0819/TKY201008190486.html
<民主党の鳩山由紀夫前首相系のグループは19日、長野県軽井沢町で研修会を開き、衆参の約160議員が参加した。小沢一郎前幹事長も出席した。9月の党代表選で菅直人首相の対抗馬として、小沢氏に立候補を求める声が強まっており、研修会でも「小沢待望論」が相次いだ。>
滅多に私から情報をとりには行かないのだが、こういう政治の節目の時には仕方がない。昨日、私は小沢さんの側近中の側近である人物に電話をした。いつもは逆に小沢さんのメッセージを私に伝えてくれる人だ。
電話の向こうからは大勢が論議している雰囲気が伝わって来る。戦闘指揮所の感触だ。こういう「空気」も大切なのである。「勝負ですか」と私はずけり、と聞いた。「ここでやらないとやられる」との答えだった。それ以上聞かないでも「やられる」はまた検察と大マスコミを使って小沢さんの政治生命を完全に絶ちに、官邸と旧勢力が今度という今度はトドメを刺しに来るという意味である。
かねてから小沢さん周辺が仇敵としてきたのは仙谷さんだった。支那や朝鮮に対する態度で何かと言われるが、小沢さんというのは本来は徹底した「保守」の人である。そして仙谷さんは極左だ。実はイデオロギー的にはまことにわかりやすい両極なのである。
官房長官という権力の要を抑えた仙谷さんは、以前からの夢の実現に邁進した。「小沢抹殺」だ。菅さんにはそれほどの信念はなく、困ると小沢さんを頼ろうとする。そのたびにぶん殴るようにして引き戻したのが仙谷さんだった。「脱小沢」と言いながら「お目にかかりたい」と言ってみたりの菅さんの「ブレ」は首に仙谷さんからのヒモがついていて、それでコントロールされていることに由来する。当然のことながら最後は「脱小沢」に落ち着いて、全面対決となったわけだ。
弁護士である仙谷さんは、日本の国家機密の中枢である官房長官の座を手に入れると、法務当局とさまざまな折衝をしたフシがある。あらゆる手を使って小沢さんを刑事被告人にして、政治生命を絶つためだ。もちろんその動きは逐一小沢さんに伝わっているから、水面下ではもうとうに壮絶な戦闘が繰り広げられていたことになる。逆に、おめでたい菅さんがそれをどこまでわかっているのか。
しかし菅さん本人も、先日最後の虎の尾を踏んだ。
<首相、「1回生」に懇談案内状…民主代表選>
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100818-OYT1T00111.htm
<衆院当選1回の議員の多くは、小沢一郎前幹事長の強い影響下にある。首相側近は「懇談で首相の人柄をもっと知ってもらわないといけない」と語り、小沢氏に近い議員が代表選で首相への対抗馬擁立を目指す動きをけん制する狙いがあることを示唆した。>
小沢さんの支持層に露骨に手を突っ込む所業であって、さすがにこれには小沢さんも怒ったらしい。そしてこの文言も党内に新たな敵を作った。
<衆院議員には「1期生の声こそが一番国民に近い声だと思っている」と意見交換を要望。>
じゃあベテラン議員はは選挙民の声を聞いていないのかという話である。当選回数が多い人ほど選挙区を回っているのだから、理屈としてもおかしい。
ことここに至って、小沢さんは代表選出馬、すなわち日本国の首相になる決意を固めつつあるのである。
〜〜引用終わり〜〜
アカン直人首相は国家を語るだけの器ではないことは、就任以来多くの人たちが指摘してきたとおりです。巧言令色の総理大臣。
それをアカン直人首相は仙石由人幹事長のあやつり人形だからであり、また、仙石由人幹事長は、政敵小沢一郎を再起不能にする工作を行っている、という指摘はインボー論ぽいが、面白い。
アカン直人首相の登場で政策実行も支持率も落とした民主党ですが、再起するには小沢一郎氏しかいないことは明らかです。とにかく、アメリカに対して日本の国益を、官僚に対して政治家及び日本国民を、大マスコミに対してガセネタではなく適切な情報提供を、と変革を迫るところは、アカン直人首相では絶対に無理だからです。
反小沢派は、挙党一致などと言っていますが、排除してきた張本人たちが挙党一致などとよく言えるものだと「反小沢」の言葉の薄っぺらさを感じさせます。
また、国民はカネと政治にクリーンな民主党を選んだ、カネに(?)のつく小沢氏は不適当という意見もありますが、企業団体献金禁止を行わないのは民主党のなかにも反対する議員がいるからです。労働組合に支えられている左巻きの議員たちです。民主党がクリーンだなどと誰も思っていません。
何よりも、企業のヒモのついていない身内のカネを使って何が悪いのかわかりません。なによりもクリーンなカネではありませんか。小沢一郎氏のカネをめぐる諸問題についても1件も証明することができないでいるのにクリーンではない、と大マスコミは囃したてる、これは論理としておかしいのではありませんか。
「政治とカネ」、一番クリーンなのは共産党ですが、共産党の長期低落傾向はいかんともしがたいまでになっています。これから20年もすれば泡沫政党からも転落し、自然消滅するとも予測される「清潔」な政党に支持が集まらないのは、国民が求めるのはクリーンな政治だけではないことの証明です。
むしろ、政治や行政に絡む利権を廃止してほしい、そこのところを変えてほしい、という意味でのクリーンを民主党に求めているのです。官僚の利権、行政の利権、政治家の利権、外交の利権、大企業の利権、アメリカ利権等々、利権とは関係のない多くの国民が求めているのはこのことです。
もっとも、小沢一郎氏が首相になっても韓国・朝鮮人を中心とする在日外国人の地方参政権や中国への偏りが出てくる可能性も大きい、わけです。
かといって利権に対して何もしない、あるいは自分の利権やイデオロギー実現という形でこれらの国を優遇しようとする仙石由人幹事長・アカン直人首相の時代が続いても困ります。
昨日、菅内閣になってから6月・7月に各1億円の官房機密費が支出されているという記事がありましたが、これはアカン直人首相の時代を続けようというマスコミ対策費ではないか、との疑いをぬぐえません。
http://mainichi.jp/select/today/news/20100821k0000m010022000c.html
どうも、大マスコミの論調は官僚のいいなりになるアカン直人首相に好意的なのですね。これだけ何も打ち出せない国家リーダーも珍しいのに、です。
日本国をどうするか、日本国民の利益をどう確保するか、このことを明確に打ち出し、実行する強い内閣が必要な時期にきています。大マスコミが、この日本のためになろうというスタンスをなぜ持てないのか不思議です。やはり利権をもっているからでしょうか(?)
小沢一郎氏に期待したいと思います。ただし、外国人地方参政権付与・朝鮮学校授業料無償化はダメです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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