「三重県知事長男覚せい剤使用及び譲渡の容疑で逮捕」
社会のできごと
2010年8月29日 日曜日
夏休み最後の日曜日を家族で出かけられる学生・生徒はどのくらいいるでしょうね。わたしは、最後まで宿題をしていたほうなので、とくに最後の一週間は毎年、朝から晩まで宿題や工作をしていたような思い出があります。
工作というのは何を作ってもいいけど最初の出校日には出さないといけない、これに時間がかかった記憶があります。もちろん、生来の不器用とセンスのなさで、いいもの、使えるものができた試しがありません。やっつけ仕事でした。
さて、いろいろなことが、愛三岐3県で起きています。
河村たかし名古屋市長の市議会解散請求の署名問題から、市長不信任案、そして名古屋市長選挙、名古屋市議会議員選挙、愛知県議会議員選挙へと一挙に進むのか、という問題。
片一方では三重県知事野呂昭彦氏の長男が覚せい剤使用及び譲渡の疑いで逮捕されました。
〜〜中日新聞8月28日引用〜〜
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010082890160207.html
逮捕後の尿から陽性反応 三重県知事の長男
三重県の野呂昭彦知事の長男で無職岳央容疑者(35)=同県松阪市春日町=が覚せい剤取締法違反(譲渡)の疑いで愛知県警に逮捕された事件で、逮捕後の同容疑者の尿検査で覚せい剤の反応が出ていたことが捜査関係者への取材で分かった。県警の調べに「最近、数回使った」と供述しており、使用容疑での立件も視野に裏付けを進める。
捜査関係者によると、岳央容疑者は「携帯電話のサイトで覚せい剤の密売人と接触し、東京で購入、使用した」という趣旨の供述もしている。
野呂知事は27日の会見で、岳央容疑者が2008年に覚せい剤を使用していたことが発覚し、同法違反(使用)の罪などで有罪判決を受けていたことを明らかにしている。
県警は、岳央容疑者がインターネットで客を募って売りさばく一方で、覚せい剤を購入して自らも使用していた疑いもあるとみて、押収した携帯電話などから詳しい入手ルートを調べる。
県警は28日午前、岳央容疑者を同容疑で送検した。
〜〜引用終わり〜〜
野呂岳央容疑者が執行猶予となっている前回の事件については、2008年11月まで、大阪府内で会社員として勤務をしていたが、会社からふだんの様子がおかしいと家族に連絡が入り、問いただしたところ覚せい剤の使用を認めた、ということです。大阪府警に自首、同月に覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕され、同年12月に大阪地裁で同法違反で懲役1年4月、執行猶予3年の判決を受けたということです。
2008年12月から2010年8月まで 1年と8カ月何もしていない、そのなかで覚せい剤の売人をしていた、ってことです。野呂岳央容疑者は「35歳無職」と報道されていますが、無職ではなく覚せい剤の売人という職業なのですね。
今回の事件も愛知県内の飲食店女性に販売するために所持していたところを逮捕されたものです。
想像力豊かなみなさまに置かれましては、どうしてもつい最近あった「例の事故」とかぶりませんか。政界は一体どうなっているのでしょうね。
石川県、飲酒運転で逮捕され釈放された森祐喜容疑者事件です。
この2人の記事がありましたので引用します。
〜〜二階堂ドットコム引用〜〜
http://www.nikaidou.com/archives/5123
退職金550万森祐喜と三重知事息子覚醒剤逮捕とイオン 例によって激裏さんのを全文引用しておく。
退職金550万森祐喜と三重知事息子覚醒剤逮捕のウラ
ナゾの飲酒運転で逮捕、議員辞職した森喜朗の息子森祐喜。飲酒運転なのに現行犯逮捕なし、尿検査なし、その他県警からの情報公開一切なしと異常なもみけし体制の中退職金が550万支払われたという。
事件の現場となったコンビニでは本部から「森祐喜の事故については一切公開するな」と箝口令が敷かれており捜査にあたった地元小松署が尿検査で捜査しようとしたが、県警からストップがかかっていたという。
そんな中、三重県知事の長男が覚せい剤取締法違反で逮捕された。JR津駅で風俗嬢に覚醒剤を売ったのだが、この馬鹿息子は逮捕の際、住居である知事公舎に逃げこんだという。野呂知事の息子、野呂岳央は無職と発表されているが、これにはウラがある。永年イオンに勤務しており、イオン労組で中心メンバーとして活躍していた。しかし以前から覚醒剤使用の噂があり、内偵前に退職。無職として逮捕されたという。
イオン労組「拡大同志塾」生の沖縄訪問:メンバー野呂岳央
http://hiyo.jp/Lq
親が大物だとクスリに走るのだろうか。馬鹿息子、世にはばかる。
〜〜引用終わり〜〜
ということらしいです。
まぁ、政治家の子どもがどういう育て方をされるか知りませんが、こういう子どもに育つような育て方なのでしょうね。親は自分の成功体験を基に自分の子どもにも、同じような成功体験をさせてやりたいと思う、親心としては自然です。
しかし、子どもは、そんなことはしたくないと思っていますから、親から「勉強しろ」としつこく言われると反発・反抗するようになります。これも普通です。
たまに自ら勉強をするという子どもがいますが、それは親が立派か、子どもが立派か、または問題の先延ばしか、です。一番やっかいなのは、反発・反抗したい時期、すべき時期に、反抗することを親が力で抑え込んでしまい従順に育った子ども、長じた後に、たとえば結婚して子どもができた後に、問題行動を起こすことがあります。離婚や会社の出世に差し支えるくらいならいいのですが社会が注目する大事件を起こしたりします。
とくに親が立派すぎると、普通の親は自分のように立派になれ、と暗黙のうちに語っていることが多いのです。当然それにも反抗し反発します。
とくに世の中の価値観が多様化すれば、子どもも子どもなりにいろいろな情報を得るようになります。厳しい家庭に対して、何にも縛られない緩い友達の家庭が素晴らしいものに見えます。
極端にいえば、厳しい家庭でなくても普通の家庭なら学校の宿題を翌日に持っていくのは当然ですが、逆に、端から宿題などやらないし持っていかない友達の輪に入れば「オマエ何やってんの、宿題なんかやらなくったって何も言われないぜ」ということになります。今まで眠たいのを我慢して一生懸命に宿題をやっていた自分は一体なんだったのか、と思うようになるでしょう。
こうして、緩い仲間に入れば楽なわけです、今までやってきたことを続ける意味を感じなくなります。ただ、そこで何カ月かして「こんなことやってたら自分はダメになる」と考えて離れていく子どももいます。しかし多くの子どもたちは、立ち止まって考えることもせず、そのまま非行へと進みます。
非行にはしったとき親の対応がまずいと、それはより大きい問題となっていきます。わかりやすくいえば、成長のプロセスのなかで愛情をかけられて育てられた子どもは、やがて非行から立ち直りますが、そのように愛情を感じられない子どもは非行により深くはまっていくことが多いように思います。
親の権威を背景に反発・反抗もできず、抑えつけられて育てられた子どもは立ち直れずにいくケースが多いように思います。親の愛情を感じられない育てられ方だからです。
そのなかで、薬物やヤクザとの出会いがあれば、後戻りできないようなところまで進んでしまうこともあるでしょう。こうなると、親はもうどうしようもありません。とくに人気商売をしている俳優や政治家という場合には親も仕事を失いかねません。
もう今更愛情を感じる育て方などできるわけもありません。
法と社会の制裁を甘んじて受けるしかない、親子ともども、そういうことになります。35歳の子どもに何を、どうしろと言っても、聞きません。日本では子どもの犯罪に親が責任を取らなければならない、法的な責任はともかく、社会的にはそれを求める社会でしょう。いいこととは思えませんが変わることもないでしょう。
まだ現役で子育て中の方には、失敗してほしくないので、記しておきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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