
小学校の中学年の頃、トランジスタラジオを手に入れた。
ちょっと壊れていたのを、拾って来たか貰って来たかしたのだが記憶は定かで無い。
それ以来、ラジオは友達になり毎晩寝る前の時間に枕元で聞いてから寝るのが習慣となった。
ちょうどその頃は1960年代後期でボクは毎晩のようにビートルズやS&G、モンキーズなんかを聴きながら寝るような子供だった。
それは小学校4・5年生の頃なので、廻りの子供は漫画に夢中だったか、音楽好きの子が居ても決して洋楽では無かったので、その楽しみは誰にも理解されずボクだけの楽しみだった。(
マイク・ネスミスのシルバームーンに夢中だった頃があったナァ・・・)
やがて中学生になって、ラジオはいつの間にかラジカセになっていたけど、受験勉強(ちゃんと勉強した記憶は無いが・・・)と称し子供部屋に篭ってはラジオを聞いていた。
んな訳で物心とやらが形成される時期をラジオで過ごしたボクは今でもラジオが好きで、このたび久しぶりにラジオを購入した。
最近ラジオは存在価値が低いのか、ネットモールでも「ラジオ」というカテゴリーは無かったし、近所の電気屋さんにも「ラジオ」というコーナーは無くてちょっと探すのにも苦労したけど、AM・FMと短波まで聴ける12バンドレシーバーが2000円未満で購入できた。
こいつはカバンの中に入れておいて仕事中や出張の移動中に聞いたり、ツーリングの時に持っていったりする事になるかも知れない。

「山田深夜」の「千マイルブルース」が文庫化されていたのを彼のHPで知った。
文庫本は荷物にならないので何処へでも持って行けるのがありがたい。
次の日、直ぐに本屋で購入した。
が、ちょっと部屋の中を見てみると、まだ読んでいない本達がちらっと探しただけでこんなに在る。しっかり探すとまだ数冊は出て来そうな雰囲気だ。
ヘッドホンでラジオを聴きながら本を読む。なんて、正に子供の頃に逆戻りだけど、それを旅先のキャンプ場でできるかと思うと、喜々としてしまう。