
ちょっと数時間だけぽっかりと時間が取れたので、凝りもせず寺家の「池原隧道」へ。
今回は久々に名物ってか名所ってかの池原三連隧道通り抜け。
今は住む人が居ない池原の部落だが、昔はここから船倉まで通っていた子供が居たと聞く。唖然とする。

「←小佐波御前山」の標識に釣られてついつい脇道へ飛び込むが、舗装は切れ、砂利道は轍の道となり、左右から覆いかぶさる夏草に行く手さえ見えにくくなる。
実はお恥ずかしながら、小佐波御前山と御前山が別物とは知らず、御前山559mに登っているつもりで小佐波御前山754m登頂を目指していた。
登っても登っても頂上に着かない。
それもそのはず、標高が200mも違えば致し方ない。

それでも遂に山頂に到着。
山頂広場からは富山湾の形が地図のように見える。
天気が良ければ能登半島まで見渡せるだろう。
山頂脇には住みたくなるようなウッディーな非難小屋があった。
「→獅子が鼻」の看板に、素直に下山コースへと進むが、御前山のすぐ脇に在るはずの獅子が鼻が遠い。(この時点でも小佐波御前山と御前山の違いに気付いていない)

遂に林道は登山道となり轍すら無い細い一本道に。
止めには階段が現れて行く手を阻む。
写真では判りにくいけど、結構な下り坂なのです。
バイクを停め、しばらく歩いてみるが、御前山なら近くに在るはずの舗装路が何処にも無い。
こんな処で遭難して非難小屋のお世話になってはカッコ悪いので、嫌々ながら来た道を戻る事にする。
とはいえ、狭くて急な下り登山道の途中で、カッコ良くアクセルターンを決められる訳も無く無残に転倒、幸い怪我は無かったが、必死の思いでバイクを起こし、スイッチバックを繰り返し汗だくで反転。
体力を消耗してしまい、ここでもう一度転倒したらもう起す体力が無いかも??とか思いつつ命辛々ほうほうの体で何とか麓に辿り付きました。
んな訳で下山コースは写真を撮る余裕無しでした。
今回の教訓。
思いつきで一人で林道に入り込まない事。
死んでも誰も気付いてくれないぞ!!っと。