「有峰林道の紅葉が最高だよ!」って情報があったので、行ってみたら本当にキレイだったので、
小口川線でダムまで行って、小見線で麓に戻るルートを二日間連続で通った。
「旧立山道・三十三観音巡り」は、この資料を頼りに立山道の内、麓の十五観音を訪ねているのだけれど、6番と13番が探し切れていなくて気になっていた。
有峰林道を小見線で降りると当然だけど小見に出るので、少しだけ足を伸ばして残りの2観音を探してみた。
とは言え、すでに正午を大きく過ぎてお腹も減っていた。
何故だか理由は判らないけど、ライダー仲間でしょっちゅう話題になる「おにぎりの志鷹」へ向けて立山駅を目指した。
初めての入店でしたが「駅そば」のお店的な印象。 話題はおにぎりとソフトクリームが多い店なのではあるけれど、ボクは「きつねそば」を食べた。(なんでやねん!)
窓には
限定メニュー・室堂平と玉殿溶岩カレーの張り紙が。
ナチュラリスト研修のランチに出して欲しかったくらいに拘った造りだけど・・・、判る人は少ないやろなぁ。 ごちそうさまでした。
さて、本題に戻って13番観音。資料によると千寿ケ原にあるとの事。
千寿ケ原って言ってもいささか広い。 PCで検索すると常願寺川と称名川が合流する立山駅がある平地らしい。
そこで立山駅前の広場にあった祠をチェックしてみると、いきなり
十三番観音。発見。ご丁寧に案内板も設置されている。
この祠の存在は以前から知ってたけど、普通のお地蔵さんかと思い込んでいました。
資料も不親切だよね! 千寿ケ原じゃ無くて、立山駅前って書いててくれれば簡単に見付けられるのにな!!
お天気が良過ぎて画像が白飛びしちゃってますが、
「如意輪観音・坐像」近江国・石山寺の分霊です。
資料によると、元々は「藤橋を渡った高地」にあったらしい。 立山駅前整備された時にでも移設したのかも知れない。
立山駅前には
「熊王の水」の水場もある。
昔々、立山登拝者が藤橋から美女平へと向かう九十九折りの急坂の途中、熊王権現社にお詣りし、そこに湧き出る清水で喉の渇きを癒やしたと伝えの名水を引水したものだという。
真夏でも冷たくて美味しい水です。
これで三十三観音のうち、麓部に残るは6番観音だけとなりました。
資料によると、それは「三途の川の手前」にあるのだという事なのだけれど、いろいろな地図を調べても「三途の川」なんて川は見つからない。
そのうち「三途の川」は「庚申谷川」の事で芦峅寺集落の手前を流れていたのだと判明。
ヒントを得て、称名道路(富山立山公園線)を庚申塚からゆっくり下って遂に
六番観音を発見!!
それは余りにも普通にありました。 なんで今まで目に入らなかったのか不思議です。
ちゃんと案内板も設置されています。
「かつては三途の川を渡り、死出の山を越える旧参道沿いに祀られていましたが・・・。」と。
祠の横から道路下を見下ろしてみると、確かに流れがありました。 これが三途の川(庚申谷川)なのでしょう。
だとすれば、近くに死出の山もあるのでしょうか。気になります。
「千手観音・坐像」大和国・南法華寺(看板では壷坂寺)の分霊です。
この像も首の所で割れていました。
旧立山道・三十三観音巡りのうち、麓の15番観音までを巡る旅はこれで完了です。(1・11・12・14番観音は行方不明)
追加で「三十三観音巡り・11番」に続く。
関連HP
【創楽】旧立山参道「西国三十三所分霊観音」巡りの旅!
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