
毎年里の桜が終わった頃に会いに行く
馴染みの山の桜。
八尾からR471で利賀へ向かう栃折峠の途中にある。
今はバイパスが出来て脇道になってしまったので、わざわざ行かなければ見られない孤桜だ。
普通はGW頃に咲くのだが、さすがに今年は早かったようで殆んど葉桜になってしまっていた。

せっかくココまで来たのだから咲いている桜を探しに行こうって利賀へ抜ける事にした。
オフ車で来て利賀へ抜けるとなると、廃道マニア、隧道マニア、怖いもの好きが泣いて喜びそうな例の「旧楢尾トンネル」コースがテーマになる。
前回は「ブラッキー号」で来て断念したが、今回は車高の高い「ホワイティー号」
覚悟を決めて果敢にチャレンジしてみた。
結果から言えば、「ブラッキー号」で入らなくて良かった。オンロード車では入らない事をオススメします。途中に滝のような漏水がありますし、深い泥濘はタイヤが埋まる程です。
通り抜けてしまえば「あぁ〜面白かった!」って感じですけどね。

利賀から「新山の神トンネル」(「旧山の神トンネル」が気になる)でR156へ出て「荘川桜」へ向かうが、途中の脇道が気になって寄り道ばかりなので遅々として進まない。
新道が整備されると旧道が三日月湖のように取り残されるが、そんな路に入るのはオフ車ならではの楽しみなのだ。

家を出てから4時間近くかかってようやく「荘川桜」に到着。
桜は盛りを少し過ぎた感じだったが、ココは観光客で賑わっていた。

空腹でもあったが、寒くて暖まりたい一心で荘川の食堂で中華そば(大盛り550円)ランチ。
「飛騨そば」はお味が優しいのでスープまで完食しちゃうんだよね。
お腹が膨れて暖まったら、また元気復活。
R158で松ノ木峠1086mを越え、清見で県道90号にそれて河合へショートカットするコースを行く。

このコースの選択は偶然の幸運で、途中の「白山神社」の枝垂れ桜は満開だった。
「荘川桜」のように有名では無いので訪れる人もまばらでバイクですぐ近くまで寄ることも出来る。
枝垂れ桜はソメイヨシノより少し開花が遅いのか、こんなところで会えるなんて本当にラッキーだった。
そしてラッキーはもう一つ重なった。

白山神社から少し駆ったところで視界の隅の看板が急ブレーキを掛けさせた。
「西光寺の枝垂れ桜」とある。
迷わず寄り道決定。
こちらもちょうど盛りだ。
白山神社の桜もきれいだったが、樹齢800年以上、県の天然記念物に指定されているだけあって神々しささえ感じる。

風に揺れる枝垂れは怪しい手招きにも思える。
風が無ければ池に桜が映り込んだ素晴らしい画が見られるだろう。
ライトアップなんかしたら一大名所になるかも知れない。
今回は偶然の発見だったけれど、今後は狙って来るコースになるなぁ・・・
帰り道、R41「林林」の「鮎芳」さんが営業しているのが見えた。
今回は寄らなかったけど、いよいよ本格的旅シーズン突入なのですね。
今日の総走行距離:251km
平均燃費:40.7km/L(本当かしら?計算マチガイかしら?さすが125cc)
レギュラー:110円/L
「ホワイティー号」は走行が200km近くなった辺りから、お尻が痛くなってきます。やはり長距離ツーには向かないようです。
次回のお休みは4/30・5/1連休です。
平湯キャンプか、能登キャンプ。天気予報と相談しながら決めたいと思います。