「WANNA' MEET THE BEATS! vol.3」
THE BEATS
話は前後してしまいますが、ザ・ビーツの元メンバーの方から貴重なお話を沢山お聞きしました。
折しもその日はクリスマス・イヴ。
特別な事は何ひとつしませんでしたが、一本の電話でカタチにはならないけれどもココロにキラキラ輝くプレゼントをもらったキモチになり、「いつか会いましょう」という言葉を残し、電話を切りました。
数日経たないうちに、「これは会いに行かなくては!」といてもたってもいられなくなり、一念発起し、年始の空いてる日を教えていただき、会う約束を取り付け、上京する決意をしました。
浪花のポップンローラー、梵くんに録音用MDとマイク、そうして梵くん作、世界中のビートル・フォロワー・ポップンロールを網羅したV.A BACK TO THE SIXTIES!を携え、いざ東京へ。
下北沢にある天国に一番近い酒場、ぷあかうへ赴きました。
会う前日にポップンアツシ♪くんと作戦会議。
彼は実際に会う日に新宿でポップンDJをするので不参加になるため、彼が聞きたい質問を聞いたり、未発表はどんな内容なんだろ、とか想像したり。
で、当日。
サイゼリヤでデカンタのワインを飲み干し勢いをつけ、待ち合わせ場所へ。
「はじめまして!」はじめて会う若造にも偉そうな態度なんて微塵も見せない、優しいひとでした。
その方は中島さんという方で、ザ・ビーツの2代目ローディであり、2代目のGt.Vo.でもありました。
まだ店が開くには時間があったので、軽くコーヒーをのむ。で、ぷあかうへ。
コークスの小川くんも交え、乾杯したのち、オランダのMAPLE LEAFやUKのRETREADS.USのWHITE LINES.日本のバッドボーイズなんかを収録したV.A BACK TO THE SIXTIES!をBGMに、ザ・ビーツというバンドとの怒濤の日々、想い出を語ってもらいました。
で、当時録音されたオリジナル曲もその流れで聴きましたが、その内容たるや、もう想像を絶する内容でした。
って、どれだけの人がわかってもらえるかわかりませんが、紛う事なきパワーポップ!…って、自分は言うしかないですが、もっと違う言い方をすると、ザ・ビーツの音楽は、60年代(ビートルズでないのが味噌)の香りを漂わせつつ、焼き直しではない、極めてクオリティが高い、とびっきりポップかつ、フレッシュなロック。
きっと、パワーポップが好きだっていう人の中でもザ・ビーツの存在を知ってるひとは少ないと思います。
で、この楽曲群に直面した自分はどうすればよいのか?と考えた末、ココロの底からこの感覚を分かち合えそうな人にすぐ連絡をとって、ヘッドフォンをかぶせて聴いてもらいました。
皆の感想を総合すると、
「嬉しい」
この時代に、こういう音楽をやっていたバンドがいた事に、日本に「生粋のパワーポップ」があった事に、
そうして、その時代に録音された音源が残っていて、聴けることが…
自分に関しては、自分のこのブログがキッカケになったのが、何より嬉しかった。
写真(L to R)・ぷあかうのマスター、fifiさん、コークス小川くん、中島さん、kaotic


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