5月22日
コゲは玄関扉の前で座って、
外に出たそうにしていました。
もう走る力もないので、
オッサンはコゲにリードを着ける事もなく、
躊躇もなく、玄関扉を開けました。
玄関前のアプローチ部のタイルの上に寝そべり、
懐かしそうに外の風や匂いを感じてる様でした。
そして、コゲが自由だった頃からのご近所さん
(娘さんがコゲとオッサンのファンのお母さん)
が買い物帰りで出会いました。
道路でご近所さんとコゲについて話していたら、
コゲも道路まで下りてきました。
まるでご近所さんに挨拶する様に近付き、
沢山なでてもらって、
「コゲ、君は凄いな!」
そう誉めてもらいました。
ご近所さんが帰ろうとしたら、
コゲもヨタヨタと歩き始めました。
そして最寄りの月極め駐車場まで辿り着き、
そこでご近所さんを見送り、
暫く休んだ後に家の方へ戻りました。
何も食べなくなって4日目
5月24日
コゲはまた玄関扉の前で座りました。
扉を開けると外へ。
また玄関前のアプローチのタイルの上にゴロン。
これは、コゲ行きたい所があるんだな?
そう思い、オッサンはコゲに
「Oさん家行くか?」※前飼い主さん
そう言って抱き上げると、
大人しく私の腕に身を預けてくれました。
Oさん家に着くと
奥さんもご主人も在宅で会うことが出来ました。
コゲの心臓の様子を見て悟って戴けたのか、
「長いこと見掛けなかったから、もう逝ってしまってたと思ってたよ」
「長生きしたね」
もう4日何も食べてない故を伝えると、
「頑張ったね」
「幸せやね」
沢山声をかけて戴き、沢山撫でてもらいました。
Oさん家で呼んでた名前で呼んであげて下さい。
そうオッサンが言うと、
「獅子丸」
そう何度も呼んでくれました。
コゲも応える様に尻尾を振っていました。
30分程お邪魔して、再びコゲを抱いて帰りました。

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