先月の21日、めでたく女児誕生と相成りました。
今回は名付けがずいぶん試行錯誤しました。
男子に比べて女子の名前は音数の制約などから難しいのを実感。
という訳で、大仰にいえば、インドの三大神の一柱、維持の神・ヴィシュヌの妻、美と豊穣と福徳の神・ラクシュミーの漢名、吉祥天から一字もらいまして、
命名「祥(さち)」
…こうやって解説すると大仰すぎるな。
ちなみに今回も命名前に芸名をつけまして、“卯月亭油菜(うげつてい・あぶらな)”でした。
すみません、インドや仏教大好きなので…せっかくだから紹介させていただきます。

ラクシュミー…ヒンドゥー教は大別するとシヴァ派とヴィシュヌ派に分かれるが、後者の中ではヴィシュヌの化身クリシュナと並んで大人気。蓮、蓮、蓮の高貴なお姿で、しかも金が吹き出している。すごいよ。


吉祥天…仏教に取り入れられて護法天の一人となる。仏教においては、ヒンドゥー教から取り入れられた神々はみなこの"天部"に属す。初期七福神の紅一点は弁財天(創造の神・ブラフマーの妻、サラスバティー)ではなくこちら。切手コレクターにもおなじみ。
左:1968発行 奈良・薬師寺蔵 国宝 麻布著色吉祥天像 奈良時代
右:1972発行 京都・浄瑠璃寺蔵 重要文化財 厨子入木造吉祥天立像 鎌倉時代

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