ご来場ありがとうございました!
一、寿限無 壱福
一、時そば 伝枝
一、三蛇調教 ニ代目東京コミックショウ
一、芝浜 伝枝
この時期の有名な噺といったらこれとこれ!という二席、加えて前座が寿限無だったのでメジャー作品ばかりをお届け。
ニ代目東京コミックショウはこれまたメジャーなレッドスネークカモ〜ン、芸種は三蛇調教っていうの、知ってた?
てな訳で以下、演目の解説です。
〜時そば〜
うちの師匠がまだちゃんと時そばをやっていた頃、厳密に言えば鯉昇の時そばが暴走し始めた頃に習ったもの。
もとは小柳枝師匠からで、小柳枝師匠も冬場になると寄席でよくやっていた。
後半は鯉昇テイストがちりばめられていて、また逆に鯉昇風味をなくし原型に戻した部分もあり、さらにくすぐりを追加、変更した部分もあります。
先人達が代々受け継いでいきた春風亭一門の代表作のひとつで、個人的にとても親しみのある噺です。
〜芝浜〜
去年の夏の終わりに、里光さんと一緒に談幸師匠から教わりました。
ご存知の通り三遊亭円朝が「酔っ払い」「革財布」「芝の浜」から作った三題噺で多くの人が演じているが、三代目桂三木助と立川談志の新演出が有名。
うちの一門では三代目三木助(六代目柳橋の弟子)から七代目柳橋(三代目三木助の弟子)、小柳枝、鯉昇と伝わっている。
名作中の名作で、様々な構成、演出があるので聴きくらべも楽しい噺。
志ん生師匠や八代目可楽師匠みたいに軽快にさくっとやるのにもあこがれます。

2