2022/5/7

初期衝動について  

1982年のある日、その年に公開される映画の特番が放送されました。その映画とは「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」です。
その番組の中で作画監督の安彦さんは、アムロが雨宿りをしてララァに出会うシーンの芝居について解説をしていました。印象に残る目線の芝居でした。それを見た自分は突然気がつきました。アニメーションは「絵」で「芝居」を描いているんだと。それは自分がアニメーターについて意識した最初の体験でした。

それから29年後の2011年のある日、奇跡的にその安彦さんにお会いする機会がありました。思いの丈を話す事ができて幸せな体験でした。安彦さんは自分の仕事をいくつかご存知で、屈託なく批評してくださりました。感無量とはまさにこのことで、その晩は興奮して寝付けないほどでした。

それから更に9年後の2020年、思いがけず安彦監督の最新作に参加する機会に恵まれました。まさに青天の霹靂でした。なぜなら自分がアニメーターになったのは1989年4月。直前に公開された「ヴィナス戦記」を最後にアニメーション業界から身を引かれた安彦さんとは仕事をする機会はないのだろうと思っていたからです。
その最新作に自分が描いたのはほんのワンシーンでしたが、初期衝動さながら夢中で描きました。長年心酔してきた監督のアニメーションに合った表現をさぐりながらがんばりました。その甲斐があってかまさかのお褒めの言葉をいただくことが出来ました。ああ、自分はアニメーターになって良かったんだ!と思えました。

先日は試写会があって完成した映画を見ました。監督には褒められたものの自分の目で確かめるまでは不安なものです。心臓バクバクで自分のシーンを見ましたがなんとか合格点だと思えました。見終えると胸が一杯になってすぐにひとりで帰宅しました。家に着いて部屋に入ると大声で「やった」と叫んでいました。その晩のビールは格別の味がしました。

今も全力で2つの映画の仕事をしています。作る過程が全てなのですが、珍しく振り返ってみました。自分の初期衝動はまだ変わらずに心の真ん中にあります。
0

2021/8/19

おわかれ  

彼とは同業者で、27年も一緒にバンドで遊びました。謙虚でおどけるのが好きで、筋が通らない事には静かな怒りを表現する、そんな人でした。美味しいものには目がなくて、ドラムが上手くてKISSが好きでした。20年も透析を続けていて、最近長い入院をしていたので心配していた矢先でした。ああもうあの時間は戻らないんですね。いつまたバンドで演奏するかわからないからと覚えたままキープしている曲の歌詞やコード、必要が無いと忘れちゃうかもしれないな。替えのきかない幸せな時間をありがとう。いくら感謝してもしきれません。
0

2021/6/20

上半期に見た映画  

もうすぐ6月もおしまい。
今年の上半期に劇場や自宅映画館(サブスクをプロジェクター)で見た映画は以下のタイトル。
何本かは記憶に残る素晴らしいものだった。


希望のかなた
ガール・ネクスト・ドア
Gガール・破壊的な彼女
ヒポクラテスたち
ソレ・ミオ〜私の太陽
危険なメソッド
シン・エヴァンゲリオン
夜の来訪者
ロスト・ボディ
明日への地図を探して
未来の想い出
サウンド・オブ・メタル
ボヴァリー婦人とパン屋
スライ・ストーン
ヤング=アダルト
スーサイド・ショップ
マ・レイニーのブラックボトム
愛していると言っておくね
隔たる世界の二人
マンク
スパイの妻
翔んだカップル
ノクターナル・アニマルズ
シングルマン
もう終わりにしよう
ジャックは一体何をした?
宮本から君へ
愛のコリーダ
バーニング劇場版
クリーピー
さよなら、僕のマンハッタン
火口のふたり
ファンタスティックMr.FOX
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
ブルーノート・レコード ジャズを超えて
漁港の肉子ちゃん
映画大好きポンポさん
虐殺器官
シーズ・ガッタ・ハヴ・イット
ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語
続きを読む
0

2021/2/26

2月26日  

ふと鉄火丼が食べたくなり、生まれ育った中原区の武蔵新城にある沢商店に。美味しい三崎のマグロは、子どもの頃から沢商店で買うのが我が家の決まりでした。

どんぶり一杯の酢飯に炙った海苔を手早く散らしてたっぷりの鮪をのせます。中上トロも赤身も美味い!

母の作ってくれる鉄火丼が大好きすぎて今でも時々作ってしまうのです。たまたまですが今日2月26日は亡くなった母の誕生日。

感謝して口いっぱいに頬張りました。
0

2021/2/7

10年。  

20代の頃に兄弟のように一緒に過した友人が急逝して、この2月で10年経った。
毎年この時期には自然に思いだして、気がつけば10年。

会ってないだけで生きているんだと思えば、そんな気もしてくると言うもの
「誰かが覚えているうちはその人は生きている」って、そういう事なんだなあ。

来日するたびに見に行っていたスティングを聴いて彼を偲びます。
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ