2014/1/12
ここ数ヶ月…ピッチが“低過ぎて”悩んでいる生徒さん達の駆け込みレッスンが増えています。
楽器、奏法etc.チェックしても殆どの生徒さんが問題が無く考え方を変えてもらう事で解決しています。
簡単に言うと「楽器が冷えるとピッチが低くなる。」と言う“過度の思い込み”が原因なんです。
物理的には管体が冷えるとピッチは低くなります。
しかし管楽器の場合は体温で温められた息を吹き込みますので極端に低くなる事はありませんし、管体が暖まればすぐにいつものピッチになります。
またピッチが低いと「噛め。」と指示する先生も多い様です。
噛むとチューナーの針は上がる(高く表示する)事がありますが、楽器へ吹き込む息の量が減り楽器が鳴らなくなります。
楽器が鳴らないと聴感上のピッチは低く感じます。
更に息が入らないので楽器も中々暖まりませんし下唇を傷めたり顎関節症になったりとデメリットだらけです。
同様の悩みを持っている方はあまり神経質にならず、寒さで低くなるピッチは“誤差程度”と考えていつもより少し長めにウォームアップ(ロング・トーン)の時間を取る様にしてみては如何でしょう!
この時しっかりと息を吹き込む事を忘れないで下さいね(^_^)

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