10月のテーマ「楽しむ」
今月の聖書の言葉「いかに楽しいことでしょう。主に感謝をささげることは。」詩編92編2節
先日おひさまさん達が山に行ったとき、蜂に刺された子達が何人かいました。
その中の一人に「どんな気持がしたん?」とある保育者が聞きました。すると「・・・弱いなって思った」と言ったそうです。自分って弱い。お泊り保育があるけどどんな気持?と聞くと「ちょっと不安、だけど楽しみ」とか「行きたい気持ちは★一つ」などの不安。
みんなどんな気持?と聞き終えると、「先生は?」と聞いてくれるので、「みんなと美味しい水を汲みに行ってそれで美味しいスープを作れることや、みんなで寝れることが楽しみ。でも少し不安も有る、それはみんなまだ山の歩き方が良く分かっていないこと。」と話をするととてもよく聞いていたそうです。ついでに内田さんは「いつもは一人で暮らしているから、みんなと一緒に泊まれるのは楽しみ。」と。
自分の中に何が起きているのか分かること、表現するかしないかは別として、とても大切なことだと感じています。
やりたい!と思い、やってみて感じて、やってみて感じてをくり返しながら、自分がどう感じているのか、何が好きで嫌いなのか、分かっていって、「自分」という感覚をしっかり持つ為に今、子ども達はそのようなことをくり返しています。同時に自分にとって快適な安全な領域も確認しています。
そしてその領域を少しずつ広げようとしているのです。コンフォートゾーンというそうですが、その領域の周りにその子にとってのリスクがあります。リスクに挑戦することは不安です。しかし、少しの勇気を出して挑戦したら、その子にとってのコンフォートゾーンが広がるのですね。
そこに本当に「楽しい」と思える事が待っています。挑戦することそのものも楽しくなります。この感覚を邪魔しないようにしましょう。
今、どちらのクラスも「楽しい」が満ちています。絵を描くにも、縫い物をするにも、飾り物を作るにも、畑の仕事をするにも・・・
秋と共に深まりますように。