月のテーマ「感じる」
わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。
ヨハネによる福音書 15章12節
WEB講演会の時に汐見先生が「感覚」の話をしておられました。
「感覚」は外から入ってくる情報を受け取り、心地良いか不快か、
自分にとって安全かそうでないか、判断する心の窓のようなものですね。
感覚によって集まった情報をその人なりに
判断したり価値を与えたりするものを感性というのかなと思っています。
感性の柔らかな豊かな子に育てたいですよね。
そして、豊かな経験を通して神経系も発達して、
良く考えることのできる賢い子になるとも言われました。
「感じる」のは体です。
「知ることは感じることの半分も重要ではない」
というレイチェルカーソンの言葉は大変有名ですが、
特に幼児の時代は「感じること」を大切にしたいですよね。
そうすると不思議なことに体が喜ぶんです。
11月は心が静かに深まる感じがしますよね。
空が青いからでしょうか。
田んぼの稲がなくなって、柿がきれいな色になったり、
コスモスがきれいだったり、
風が少しひんやりするからでしょうか。
また山が美しいからでしょうか。
山の上の方の色が変わって来ましたね。
そういえばトンボを見なくなりました。
群れを作っている鳥達を多く見かけるようになりました。
あまりにも美しい世界に住まわせてもらえる私たちは天国にいるようですね。
子ども達にも変化を感じます。子ども達の力も実りの秋を迎えているようです。みんなが変容して来ています。誰も漏れることなく。クラスの仲間意識も高まり、遠慮なく体をぶつけ合いながら遊びます。そんな中で自分が何を感じているのかも分かっていきます。自分が何を感じているのか分かることと人が何を感じているか分かっていくことはきっと関係が有りますね。人のことを自分のことのように感じること、理解することが出来たらなぁ・・と願います。そうして互いに愛し合う世界へ進んでいけることを前のめりに願っています。