夜の田んぼに出かけました。
「蛍」を見にです。
今日は一時降園、7時半集合でみんなで田んぼまで歩きました。
田んぼを開いてから、一年一年、蛍が増えてきました。
昨年、ひとり田んぼに行った時
両ぎわから湧いてくるように
蛍が舞い始めたときには
たまらない感動を覚えました。
今年はそれ以上にたくさん飛んでいます。
カエルたちの合唱を聞きながら
蛍が飛ぶのを見ていると
夜が更けていくことを忘れてしまいます。
田んぼを開墾した時にあえて掘った溝に
今年は蛍が集合してくるのです。
餌になるカワニナが繁殖し、草が溝を覆っています。
この田んぼの復元にあたって
みなが了解していることがあります。
それは自然の力だけで生き物たちの住む場所が豊かになるように
生き物を持ち込まない、持ち出さないということ。
蛍もカワニナを播かずもちろん蛍の幼虫も放さず
蛍の力で増えていける環境だけを用意したいというのが
私達の思いです。
そんなこともお伝えしながら
お家の方々と一緒に蛍を楽しみました。
掌に蛍を乗せ、蛍が飛んで行くのを見送り
蛍の歌をみんなで歌い
楽しい夜を過ごしました。
きっと「森の風」のお友達は
帰りの車の中で寝てしまった事でしょうね。
「森の風」の田んぼの上をゆらりゆらりと飛んでいく蛍達の夢を
いつまでも忘れないでいてほしいです。