不思議な空間でした。
「朗読パフォーマンス」と言われましたが
独自の表現の世界を作り出しておられる
「しいなちえさん」
まどみちおさん、谷川俊太郎さんの作品を中心に
人間、生きる、いのちなどをテーマに存在そのものを表現されました。
子ども達には難しいテーマもあったかもしれません。
でも、言葉以上の存在感から
言葉を通して、
言葉を超えた本当のものをきっと感じたことと思います。
子どもをバカにしない
子どもに媚を売らない
存在を賭けてぶつけてくださいました。
「くまさん」
冬眠から覚めたくまさんが
自分がくまだったことを思い出して
くまであったことがよかった・・と喜びます。
「うさぎ」
どんなにはねても「うさぎ」はうさぎではなくならない
うれしい「うさぎ」
「わたし」は「わたし」
「わたし」でうれしい

どんなに悲しくても
どんなに間違っても
どんなに傷ついても
わたしはわたしではなくならない
子ども達に最後に下さったメッセージ
「鳥さんが何をお話ししているか、お花が何を言っているか・・
小さな虫さん達が何をお話しているか・・・
大人には聞こえなくなっているの・・・だからみんなが教えてね」