雪がちらつくさむーい中、今日も森の風はでかけます。
さあ、出発。

「今日は、君達はおそらさん、おひさまさんではない。森の風探検隊の隊員だ」
「今日の目的は鹿の角山からススキ山へ行く道を見つけること。
我々の進む前には道はない。歩いたところが道になる。
もうひとつ、何か不思議なものを発見したら隊長に知らせること。
三つ目の心得は自分で考えてくれ」

「多分斜め45度の斜面を上がるんだ・・・」

「不思議な羽を発見」

「う?鹿のウンチだ。今さっき歩いたみたいに、ぴかぴかしている」

「不思議な水溜り発見」

「こっちだぞ〜、きっとこっちだ〜」

「やっぱりそうだ!ここを真っ直ぐ行けばいい」

「あった!ここしってるよ!」

「まだこんなに雪が残ってる」

「諸君、(諸君て言うのはね、みんなのこと)ついにススキ山についた。ばんざ〜い」

そして、また転がりながら帰る探検隊でした。
歩いた時間2時間、距離約3キロ。