「悪い虫がつく」という言葉があります。
虫たちにとっては自分がいい虫か悪い虫かという区別はもちろんなく
生きることに忠実なだけ。
畑を始めてから
ふふ☆はははのブログにもあるように
虫との戦いが始まりました。
無農薬・・・有機・・・自然農法・・・それがどういうことか
徐々に教えられているわけです。
白菜90株、キャベツ50株、ブロッコリー??株
チンゲン菜100株レタス、サニーレタス100株・・・
すべていただいたもの。
ですから、駄目にするわけにはいきません。
苦労してくださっているお母さん達の食卓にも乗らなくてはいけません。
実は苗を植え付けたすぐあと
苗を持ってきてくれた人が
「頼むでせんせい、いっぺんだけ農薬まかせてくれ。
中心がやられたらアウトや。ここの畑はとにかく虫が多い」
と2週間だけ残留性のある農薬をまいていきました。
そのおかげで白菜たちはすくすくと育ち、残留性のなくなった今、手で虫たちとの戦いが始まったわけです。
確かに、中心がなくなったら白菜やキャベツにはなりません。
中心からまいていくのですから。
そのまいていく姿は本当に見事です。美しいです。
中心に虫がつく・・・・それは致命傷になるんですね。
「お父さんセミナー」をしました。
「あなたはどこにいるか?」と尋ねられて「はいここにいます」と
大地にすっくと立って言える人はどれくらいいるでしょうか。
自分の中心が大地から天に向かってまっすぐに延びて
気負いもせず、卑屈にもならず
すっくと立っていられる人はどれくらいいるでしょうか。
自分の「手」をスケッチしてみたり、料理を一緒に作ったり、木工をしたり・・
そんな事をしながら自分について、家族について思いめぐらし
話を聞き・・どうやら皆さんは自分の中心へ向かっていかれたようです。
何回かセミナーを重ねながら
自分の中心が愛にあふれ智恵に充ちていることを
ひとりでも多くの方が大切に思ってくださるといいなと思います。
そうしたら、自分の中心に虫がつくということがどういうことか
識別がつくようになるかな・・・
私はそういう風になりたい・・と白菜の中心を見ながら思うのです。
そして、そういうことが
子どもたちが育つときにどれほど大切かと思うのです。