年長組、初めての本格山登り
朝から「今日は山!」の気持ちで登園した子ども達
元気いっぱいでしたけれど
ちょっとだけ不安も持ちながら羽鳥峰を目指します。
二年前、おそらさんが挑戦しましたが
やっぱりおそらさんでは無理でした。
おひさまさんじゃあないとね。
谷から上がる道はこんなところがあります。
これはデレーケの堰堤といいます。明治時代に造られた堰堤です。
機械の無い時代にどうやってこんな大きな石を積み上げたのでしょうね。「あたま、いいなあ」と子ども達。千草の人おじさん達の大おじいさんの仕事です。いつも感動します。

堰堤を上がると「わあ〜すげ〜」と歓声が上がりましした。

そしてまたロープ

そこを上がるとまた歓声

ここでお昼にします。

風が強かったけれど、おひさまが気持ちいい・・。

ここからがまたきつい登りです。

足元にはイワカガミが咲いています。

頭上にはシロヤシヲが咲いていました。今年は花が多いみたいです。

ヤッホー!!823メートル

みんなの岩の下に水晶が!他にも落ちていたのを見つけましたよ。
羽鳥峰の天辺で水晶を探す子、かくれんぼをする子、おうちごっこをする子・・たちでした。

帰り道、クワガタの産卵マークを見つけました。

ちいさな池におたまじゃくしがどっさり・・固まって黒々していました。それを狙ってアカハライモリが数匹。小さな世界でした。

美しい・・・。

こんなところも歩きました。大きな声を出しても石が落ちてくることもあるんだよ。・・みんな沈黙で注意深く歩きます。

マムシ草です。姿が面白いですね。秋になると赤い実をつけます。

更紗どうだんも咲いていましたよ。

そして小さな虫も

こちらはナナフシの赤ちゃんでした。
心が一瞬で広がる景色、ぎゅっと身が引き締まる思い、ちいさな命と出会う・・・そんなことが山にはいっぱいあります。そして、朝明の山は昔の人の生活の痕跡が有ります。こうして山に登りますが、そのほとんどは昔の人の生活道路でした。そのことも子ども達に順々に話していきたいと思うのです。
何より自分の足で自分の荷物を背負って歩くこと、人もことも考えないといけない、真剣にならないと歩けない、このことが子ども達を成長させると思っています。