2020/9/7

コロナの秋  
日本ではちょうど超大型台風10号が九州を直撃している真っただ中のようです。
大きな被害がでないことを願うばかりです。

一方、九月に入ってからスイスでは急激に季節が代わり
秋の気配が濃くなっています。
さわやかで過ごしやすい季節です。

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三日前のチューリッヒ、気温24度。
日常の風景です。
公共の乗り物でのマスクが義務化されたこともあり、
自宅から、娘の店(目下のところの日常の仕事場!)まで
トラムの停留所三つ分、毎日歩いています。

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多分、今年最後の湖での水浴。
チューリッヒ郊外、フェッフィコン湖にて。水温22度くらい、かな?

この数か月のブログを読み返してみると
すべてコロナの件が中心です。
世の中全体が、未知のウィルスに気を付けることに疲れてきていますが
未だに、収束の見通しが立っていません。

スイスでは再び4月中頃と同じくらいの感染者数となっています。
4月の時と違うのは、若者世代の感染者が主だということ。
やはり、群がる彼らが互いに感染しあうのでしょう。
重症者は、高齢者が少なくなっている分、減ってはいるようです。

が、感染した人々が伝える、後遺症の重さは真面目に受け止めるべきで
引き続き注意を怠ってはいけないのでしょう。

買い物時や、飲食店でのコロナ対策は一時より強化されています。
とこか緊張感を強いられますが、マスクの義務化などは
ほとんど日常化しています。
以前のスイスでは考えられない情景です。

幸いと、私自身も家族も皆元気ですが、
9月末までの日本での予定はすべて中止・延期され
私自身の日本行きはここ当分不透明です・・・。
2020年、こうやって暮れて行ってしまうのでしょうか?

日本では7年以上続いた安倍政権が終わりを迎えましたが
未来に対して、新たな展望が開けているかと言えば
決してそんなことは無くて、旧態を持続させることが前提で
次への流れが決まっているようです。
市民の生活への幸せが長い目で構築される展開であってほしいですが
なかなかそうはならない気がします。
政治の権力闘争を
日本の外からやきもきしながら眺めています。

一方で、ミクロな自分を見つめると
手仕事の大切さを身に染みて感じます。
自分の内と外が良いバランスに保たれるために
人にとって、どんな形ででも《手仕事》は欠かせないものだということ。

ヴァイオリン弾きであることを心して忘れないでおこう、と
娘の店での肉体労働の合間に
極力練習を怠ることなく過ごす今日この頃であります・・・。
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2020/8/11

命の洗濯!  
今年の夏は、世の中の動きから見てとてもスイスから外には出られないし
静かに、(気を消して?)チューリッヒで過ごそうと
思っていました。

でも、
8月に入って急遽の引越しを手伝ってあげたピアニストのアレーナに誘われて
少しだけ休暇のおしまいを延ばし、ちょっとだけ国境を超えて
彼女のイタリアの素敵な山荘にやって来ました。

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スイス、イタリアの国境に横たわるマジョーレ湖を遠くに望み、
日中は木陰の長椅子でのんびりダラダラ昼寝、読者、ネット三昧。
暑さを避けて夕方近くに気持ち良い湖水に水浴びに降り
帰りは
普段なら考えられない急な坂を
汗水たらして1時間も歩いて家に戻る。
イタリアの美味しいチーズとワイン、新鮮な野菜と
音楽のこと、人生のこと、社会のことへの
女二人の尽きないお喋り。

コロナ禍に揺れる世間の憂さをいっ時忘れて
別天地での数日でした。
明後日から、仕事に復帰します。

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今日夕方のラーゴ・マジョーレ。
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2020/8/2

8月1日 スイスの建国記念日です  
昨日は多分この夏1番の暑さだったと思います。
35度以上?

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今日も負けずに暑いですが、夕方に雷が来るかも、との予報も。
ムシムシします。

さて、早くも8月、
娘のお店、PUTPUTもようやく夏休みに入りました。
いつもだと、休みの1日目から仕事始まりの前日まで
海外に出かけて遊びまくる娘ですが、
今年は友達とスイス国内にとどまり、山歩きにすることにしたようです。

私も、短いですがしばしの休憩。
ほっとしています。

さて、今日8月1日はスイスの建国記念日です。
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いつもだと、私はこの時期殆どスイスにいることがありませんが、
729回目の今年は、コロナの影響で大型のパーティは自粛、
いつもとは些かちがうお祝いになりそうです。

それでも、昨日の夜から、
前夜祭の花火の音がそこかしこから聞こえてきます。

もちろん、スイスでもまだまだ予断を許さない状況ですが
日本でも、東京のみならず全国的にCOVID-19の感染者が
増加してきているようですね。
GoToキャンペーンの影響が出始める頃です、
本当に、支持できない天下の愚策だと、私は思うのですが・・・。

そして、未だ、治療法も身体への影響も解明されない状況で、
どうやって正しく恐れるべきなのか。
本当に今年中の収束は見込まれるのか、
先行き不透明な不安は付きまといます。

色々な情報の中で、『免疫の暴走』という言葉が目を引きました。

侵入してくる外敵と戦い身を守るはずの免疫の、暴走が過ぎると、
自分で自分の身体を傷つけてしまい、
結果的に重症になりかねない、というお話です。
表面的な対処療法では解決されない、身体からのシグナル。

ヒトの身体の不思議さを教えてくれます。

3年ほど前から、いつも夏前の同じ時期、
6月の末頃にやっかいな皮膚疾患が手指に出るようになりました。

皮膚のトラブル、というのは体の内側の問題が
なんらかの形で外側に出てくることが殆どなので、
対処療法では一時しのぎにしかなりません。

私の場合も、本当の原因が何なのか、結局わかっていませんが
初期に皮膚科で処方してもらったステロイド系の軟膏が
結果的に非常なダメージを手指に与えて、最初の年には
冬になるまで色々と問題が長引くことになりました。

以来、2年目、3年目と同じ季節にぶり返してくるのですが
この先、化学的な薬には二度と世話になるまい、と決心をし

色々と試した結果


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・発酵ハト麦のお茶
・カモミール茶を濃く出して、足湯ならぬ手湯
・スイスで見つけた、蜂のハンドクリーム

を三種の神器として、突発的に出る皮膚のトラブルを
最小限にとどめていると感じています。

コロナの収束までにどれくらいかかるのか、誰にも分りませんが
実は私、ひそかに、感染を完全に避けることは出来ないのかもしれない、
とどこかで思っています。
免疫力を頼って感染を極力避ける一方で、
もし感染してしまった場合には、『免疫の暴走』がもたらす後遺症も
ありうるのかもしれない・・・。

やはり、ウィルスとの共存、を覚悟しておかなければならない生命体としての宿命、
というものに思いを馳せるこの頃です。





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2020/7/26

夏休み2020  
久しぶりに町に出ました。

チューリッヒ湖から町に流れ出るリマト川、
今日の水の色はことのはか美しかったです。
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夏休みに入って1週間、人出はいつもに比べて少なめかも、ですが
それでも、夏の日差しを楽しむたくさんの人々。

数日前には、久しぶりに息子たちが一家三人で娘の店に来ました。
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大きくなったわね。
私の作ったおにぎり、美味しかったでしょうか?
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2020/7/12

新しい日常  
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このところ、こういう夕焼けが見られる日が多いです。
今年も、暑い夏になるのでしょうか?

日本は、大雨が続いているようですね。
気候の変化か、人間が作った環境のせいもあるのか・・・。
被害が広がらないことを祈ります。

スイスでは今週初め7月6日から、
公共の乗り物でのマスクが義務付けられました。
町や湖にはたくさんの人が繰り出し、
市場やレストランも湖畔も以前の賑わいを取り戻しているかのようですが、
すべての人が、少なくとも乗り物の中では全員マスクをしている・・・。
今までに見たことのない景色です。

東京では感染者の数が200人を超えて増加しているのに
政府はGoToキャンペーンを打ち出して。
なんかおかしくないですか?

ドイツのように消費税を期限付きで減税または撤廃する国がある一方で
日本はコロナのための増税を検討しているって、まさか!ですよね???

新しい日常=パロディの始まり、でないことを祈るばかりです。


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2020/6/24

スイスの非常事態宣言解除!  
つい先日ふと見たら、
キッチンの窓辺にひっそりと置かれて久しかったサボテンに
小さな花が二輪咲いていました。、

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4年目にして初めて咲いた花です。可愛い。

翌日には儚くもしぼんでしまいましたが
夏も近づいて来て普段ならなんとなく気分が浮き立つはずの季節に
今年はどうしても重苦しさがぬぐえず黙々と繰り返す日常の中、
嬉しい小さな発見でした。

さて、3月に発令されたスイスの新型コロナウィルスへの非常事態宣言が
6月19日に解除され、緊急性の一段階低い特別事態、ということになりました。

1000人以上の集会・イベントは9月1日まで禁止ですが、
色々な行動の制限がほとんど緩和されました。
社会的距離・ソーシャルディスタンスは2メートルから1,5メートルに、
在宅勤務推奨の勧告は撤廃、
公共の乗り物でのマスク着用は引き続き推奨
(実際は2割くらいの人しかマスクはつけていませんが・・)などなど。

日本との直行便は週2便が再開されたようですが
日本人の観光目的や短期滞在での入国はまだ許可されていません。

経済への影響は当分残ることでしょうし
必ず来る、と言われている第2波、第3波への用心は
社会全体で怠ることはできませんが、
ひとまずここまで何とか切り抜けられた運に感謝して
夏の陽気が感じられるこの頃、少し解放感を味わいたいものですね。



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2020/6/10

日本の銘品  
この年齢になると、モノに対する欲、ってあまりなくなりますね。
外出制限の中、断捨離に励んだお陰かもしれません・・、
物欲より、世の中の平和とか人の幸せ、を願う気持ちのほうが強くなります。
って、仙人、みたいなことを言っていますが

もちろん、自分の満足、があってのことです。

その満足感が人の笑顔によってもたらされることが多くなってきた、
というのは本当です。

4月、私が日本に足止めを食らっている間に
緊急事態宣言下のチューリッヒで
テイクアウトの店をひとりで切り盛りしていた娘の奈緒は
誕生日を迎えました。

親が祝う、というよりは友達と楽しむ、となって久しいですが
今年は、その、友達と会うこともままならない状況で
色々と厳しい時期だったと思います。

数日遅れとなりましたが、誕生日プレゼントに何が良いか、と考えて
特注の彼女と店の銘入りの、プロ仕様の包丁を持って帰りました。

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日本有数の刃物の町、
岐阜の関市で数年前にご縁を戴いて共演した
筝奏者の塚原並江さんのご主人の作品、です。

以前にもご主人の手に依る包丁を戴いてその切れ味は経験ずみですが、
切れ味だけでなく、ずっしりと手に収まる存在感と、
ほれぼれとする見た目の美しさと。

ご主人の包丁はこれまでに、《佳人》の銘で、日本だけでなく
世界でも有数な刃物の専門書に「世界で最も美しい包丁」に
選ばれたこともあるそうです。

娘は、よそ行きの服のように大事にしています。
私も、ここぞ、というときにだけ使わせてもらうこともあります。

切る、というより、預けて滑らす、という感じ?

「そういえば、ヴァイオリンの弓のしなりと
包丁の刃のカーブは、角度と言いプロポーションといい、
重力との対峙の具合が似ているかも?_」

とか思いながら
皮付きの鶏のもも肉カレー用を切っています。
素晴らしい切れ味です‼

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2020/6/7

三つの訃報・・  
6月に入りました。
半分通常、半分自粛の延長、のような生活がほぼ習慣になりつつあります。

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本当は、別の投稿を念頭に置いていたところですが
この数週間のうちに、身近な、そして他人事とは思えない訃報があり
書かずにはいられない心境です・・。

年明けからのコロナ禍が、このような展開になるとは夢にも思わなかった昨年11月、
ほぼ5年かけて計画したプロジェクト《音楽狂言ヨーロッパツアー》、
ふり返れば本当に、よく2019年のうちに実現にこぎつけたものだと思います。
準備は本当に厳しい状況で、挫折しかけたこともありましたが
昨年のあのタイミングを逃せば、この先実現はおぼつかなかったかもしれません。

そして、たくさんの協力者の方たちと仲間たちのチームワークに助けられて
プロジェクトを成功裡に終えられたことには感謝の気持ちしかありません。
その、ツアーの2週間で6回の公演を重ねる中でチームの大切な仲間との
連帯感、親近感も一層深まったわけなのですが、
狂言の善竹十郎さんのご長男、そして大二郎さんのお兄さんである善竹富太郎さんが
4月30日に新型コロナ感染がもとの敗血症で急逝されてしまいました。

4月初めに、2020年に再び予定されている音楽狂言の公演について
大二郎さんとオンラインで約束していたミーティングが
富太郎さんの急な入院でキャンセルになった後、
快復を祈るご家族の願いも空しく亡くなられてしまったのでした。

伝統芸能の未来を担って行かれるはずの40歳という若さは、
我が家の長男と同世代です。
すべてはこれから、だったはず・・。

チームとして、2週間のツアーの間に親しい時間を共有させていただいた善竹ご夫妻と大二郎さん。
親子3人での共演も今後叶わなくなってしまった、その喪失感、
残されたご家族の悲しみ、無念を思うと、本当に言葉が見つかりません。
心からご冥福をお祈りするばかりです。

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6月4日読売新聞の記事。



今年9月12日、計画通りであれば例年のように
富士宮で富士山ピース&アートフェスティバルが行われるはずでした。
が、世の中のすべてのイベントが中止、延期を余儀なくされる中、
9月にどのような状況になっているか予測がつかない、ということで
私たち実行委員会も、来年に仕切り直し、を決めたのでした。

この、ピース&アートフェスティバルで、毎年のように
共演してくださっていたピアノの細川恵美子さんの訃報を
私が受け取ったのは、恵美子さんが亡くなってから半年後の5月半ばでした。
数年前に罹った病気は、ご自身曰く、克服されていたはずだったのに・・。
そして、同じ年に御父上が亡くなられたことを聞いていたけれど
まさか、私よりはるかに若い恵美子さんが後を追うように逝ってしまうとは
夢にも思いませんでした。
まだまだ、一緒に演奏する機会がある、と思っていたのに。
悲しいです・・。

ヴァイオリンとピアノ、重なるのは音だけではありません。
音が重なる、ということは魂のやり取りなのだなあ、と思うことは
長い、様々な共演者との演奏経験で幾度もありました。

《重なり合う音を介しての記憶は人生の中でも特別なもの》、との思いを
突然の恵美子さんの訃報に接して、あらためて強く抱きました。
これから先もそう思うことは、人生の中、多々あるのかもしれません・・。

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昨日、6月5日、横田めぐみさんのお父様、横田滋さんがお亡くなりになったというニュースが入ってきました。
めぐみさんが拉致された1977年、今から43年前ですが、私と夫が
当時の西ドイツに旅立ったのが1976年です。

また、西も東もわからない若い私たち夫婦が
見知らぬ国に旅立ったのと時を同じくして
ヨーロッパから北朝鮮に拉致された方も何人かいらっしゃるので
拉致被害者の方たちの運命を思う時、自分が過ごしてきた
人生の時を刻んだ長い年月とどうしても重なり合うのです。

新しい土地で学業に励み、就職をし、子供が生まれ育児と仕事をこなし、
自分の仕事の方向性を模索し、やがて子供たちが独り立ちしていく・・、
という自分なりの歴史を刻んできたこの長い、と言えば長い年月は、
このご夫妻にとって、時が止まってしまった終わりの見えない時間だった、
と思うと、本当に本当に、心が痛む、というか、
勝手気ままに生きてきたこの私でさえ、やり場のない憤りに駆られます。

そして、そのやり場のない怒りを鎮めることが出来ないまま
横田さんは逝ってしまわれた・・・。
鎮魂、という言葉しか浮かんできません。

めぐみさん、早紀江さんに、少しでも心の平安を取り戻すことが出来る日が
来ますように、とお祈りするばかりです。





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2020/5/17

《初恋》《鳥の歌》《ラス・マニャニータス》  
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

スイスは、緊急事態がゆるやかに解除されて一週間がたちました。
人々が皆、ソワソワ、ウズウズと町に出て
一見ほぼ通常通りの景色が戻ってきているかに見えます。

感染者・死者ともに下降線をたどりつつありますが
あと1週間後にどのような結果が出るのか、
まだまだ緊張を強いられる時期でもあります。
実際に、トラムやバスの中でも、町で人がすれ違うのも
目をなるべく合わせず、距離を保つ、
親しいもの同志でも挨拶はキスやハグなしで・・・。

二か月の外出抑制生活の中での習慣はそう簡単には
緩むこともないのでは、とも思います。

そういう中で、活動を制限されている音楽家仲間たちの、
SNS上で様々な試みもたくさん目にします。
みんな、大変!!

そういえば10年前にこんな動画を作ったなあ、と
思い出しました。

幾つかある中から再掲してみます。
世の中の音楽活動、文化活動の形も
これから変わって行かざるを得ないかもしれません。
が、やはり、私たちの音楽は弾き手と聴き手が共に空間を共有してこそ、
なのですが・・・。





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2020/5/8

スイスのテイクアウト事情  
4月30日午前中に、人気がなく閑散としたチューリッヒ・クローテン空港に着いて
その寂しさに、スイスの緊急事態状況をひしひしと感じたのでした。

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トラムの停留所に、「みなさん、家にいてください!」の大きな看板。

その三日前、4月27日に美容院・理髪店、花屋、ホームセンターなどの
一部の店舗や外来診療、リハビリ診療所、などが徐々に再開され、
5月に入って町にどんどん活気が戻ってきています。

特に、お天気が良く気温も上がって来たここ数日、
以前だったら考えられなかった厳重なマスク姿の人も結構いますが
人々は陽の光に誘われて、ただし公共の乗り物は使わず、
徒歩と自転車で皆が外に出てきました。

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緑と光の季節
太陽の光がウィルスを駆逐してくれますように!

私が日本に着いた3月13日、スイスでは緊急事態対策が発令され
3月16日から学校が全休校、店は食料品店、スーパーマーケット、
薬局、テイクアウトを除いてすべて営業停止となったのでした。

私が日本に行っている間、パートタイムで助っ人を頼むほかは
すべて一人で切り盛りすることになっていた娘の店も
営業許可は下りていて、結局私の留守中ずっと、厳しい条件のもと
営業を続けたのでした。

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閉店や営業時間短縮の選択ももちろんありましたが、
娘は可能な間は店を開けよう、と決めていました。
世の中がこれだけ緊急事態で、自分の友人たちも多くは
フリーのクリエイターたち、甚大な影響を受けている中、
閉店に対する補償金を受け取る選択肢もあったものの
働ける有難さを選んだようです。

営業できるのはテイクアウトの部分だけなので、椅子やテーブル、
販売している小物の棚などすべて片付け、
店に入れるお客さんは1名のみ。

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注文、支払いを済ませて一人が出たら次の人が入れる。
外で待つ人は二メートルのソーシャルディスタンスを保ち
支払いはクレジットカードで・・・。

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厳しい制約ですが、かなりきちんと守られていたようです。
そして、ほんとうに有難いことに売り上げにはさほど影響がなかったのでした。

他の分野でも制約への指示が非常に具体的で、
来週5月11日から緩和が次の段階に入ります。
レストランなども営業再開となりますが、
席数制限や場所の間隔なども細かく指定され、小さな店は影響大なことでしょう。
そして、お客さんは名前と連絡先を告げることが義務づけられることになるとか。
マスク着用の義務をどうするか、と検討もされている、ともいわれています。

二か月の厳しい時期を経て、人々の忍耐も限界にきていることでしょう。
陽の光にも誘われて、街全体が再開を待ち望んでいるように感じます。

この社会的な努力が報われて、感染の収束に近づくことができるよう
心から願っています。
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