2007/5/10

これはバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第一番の自筆譜です。

クリックすると元のサイズで表示します

なんてエネルギッシュで、躍動感にあふれ自由で楽しそう!

バッハの無伴奏プログラムで「ヴァイオリンひとり」を始めてから
最初の数回を除き、暗譜で演奏を試みてきました。

暗譜というのはうまく行けば自分を解き放つことができますが、
一方で頭の中が真っ白になることへの強迫観念のようなものもあり、
いずれにしてもそう簡単なことではありません。

4月の八王子でのコンサートを聞いてくれた知人と
先日話す機会があって、お褒めの言葉をいただきましたが
若手の音楽評論家である彼が
「ひとつ提案してもいい?今度、自筆譜を見ながらの演奏を試してみたら?」
というのです。

そういえばそうにちがいない!

バッハの自筆譜の生命力あふれる音符の向こうに広がる空間が
どんなイメージを与えてくれることかしら?

思い当たることがあります。

最近では、すっかりパソコンで楽譜を綺麗に印刷する、ということが
あたりまえになりましたが、室内楽で我々が演奏する曲は
新曲も編曲物も、楽譜屋では手に入らないものばかりですから
6,7年前までは、パート譜の写譜は自分でするのがあたりまえでした。

筆跡と同じように、それぞれ個性が出ている楽譜。
綺麗にきちんと印刷されている楽譜に慣れてしまうと、
すっかり忘れてしまうのだけれど、

音符の大きさや、小節線の間隔が音楽の躍動感やテンポ感に結びついている、
と意識するまでもなく、音楽の表情がそこに見て取れる、

もしそこに違和感があったり、無表情に音符が並んでいるだけだと
不思議なことに、なんだか弾きにくいものなのです。

そうだ、6月、チューリッヒで弾く次の「ヴァイオリンひとり」のために
ぜひ、自筆譜の楽譜を買ってこようと思います。

しかも、自筆譜では無伴奏ソナタ・パルティータ全曲、
譜めくりを全然しなくて良いように書かれているんですって。

昔の人は譜面を置いて弾くのがあたりまえだったということなのでしょうか?


0

2007/5/14  0:02

投稿者:noriko
そうですよね、シャコンヌは当然ページ数が多いし、暗譜を余儀なくされますね。弾くとあっという間に終わってしまう気がしますが・・。

2007/5/13  16:02

投稿者:jack
IMCから出ているGalamian編の楽譜は自筆譜の写真が添付されています。その版のシャコンヌは5ページあり譜めくりは必要でした。ハイポジのところは3度下げて書かれており一瞬目を疑いました。上の5線とぶつかるからなのでしょうか。

http://blogs.yahoo.co.jp/jack_violin1945

2007/5/12  13:44

投稿者:cura
楽譜が踊っていますね。楽しそうです。
そんな、いろいろな違いがわかってくると楽しいんだろうなと思います。

http://www.countless-river.com/

2007/5/11  11:02

投稿者:noriko
ほんとうに。

「頭を楽譜に突っ込む」のではなくて、「楽譜を頭に入れる」って、「言うは易し、行なうは・・・」ですねえ。

2007/5/11  1:54

投稿者:????
暗譜で弾く事をこわがらない、そして暗譜で弾かない事を怖れない、、ですね。

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ