2007/9/3

考える時間  私の中のスイスと日本
暑い暑い日本での夏でした。

一ヵ月半の間、荷物と楽器を持って脳みそが溶け出しそうな厳しい暑さの中を
あちこち動き回り、演奏とリハーサルとワークショップと、その移動の合間に
人と出会い、対策を練り予定を立て・・。

そして高岡でのワークショップを最後に3日前にスイスへ帰って来ました。
涼しくて過ごしやすいのがありがたい。

スイスでのこの静けさとこの気候は、わたしにとってとても良い気分転換、という以上に

人と人との距離が近くて、時間の流れも速い、
何も考えずにひたすら前を見て進む、という日本での環境のパワーの中にいて

ときとしてなんともいえない懐かしさを思い起こさせます。

何かに反応する、というよりは、ある種の距離感をもって
自分自身やものごとを見つめる、風景を感じとる。

生活の中に静かに流れるそういう時間へのあこがれは
刺激と興奮にまみれた旅の垢を落としたい、という感覚と似ているかもしれません。

ああ、それと・・・。
モノを考える、ということは楽器を弾く、ということに似ています。

指慣らしをし次の本番に備える、スケジュールをこなす、というのではなくて

自分の部屋で、楽器を手にし、自分の弾きたい曲の楽譜を開き、
心を自由にして音と向き合う。

楽器を弾くこと、モノを考えることは自分と語らうこと。
しばらくそういう時間がなかったことを思い出しました。


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2007/9/5  19:33

投稿者:noriko

皆様のコメントありがとうございます!

kohjiさま
世の音楽家へのご理解と励ましのお言葉、有難うございます。苦楽辛苦音楽!!初めて聞きましたけど、さもありなん。

これって人生そのもののことですね?
ご同胞、がんばって行き(生き)ましょう!

takashiさま
場所の制限、時間の制限、楽器の制限、理解と無理解・・・音楽家にとって練習場所の問題が切実なのは、日本もヨーロッパもさほど変わりませんね〜。
ご幸運をお祈りします。

(賞味期限≠消費期限だって、どなたか言ってました・・・)

幡野泉さま
台所といえば、昔のヨーロッパの宮廷音楽家は料理人も兼ねていたとか・・。今でも、超一流ホテルのディナーコンサートなどでも、音楽家の控え室は台所の片隅、だったりすることもあります。燕尾服も給仕人のユニフォームと似てますしね。

2007/9/5  17:08

投稿者:幡野 泉
私の練習場所は台所です。魚焼きグリルの蓋を開けると、ちょうど楽譜を立てられるので、カレーやおでんを煮込みながら、その前で練習していました。湯気が楽器にはよくないので、換気扇をまわし、窓を開け、、、ご近所の迷惑だったかもしれません。

2007/9/5  16:44

投稿者:takashi
賞味期限を過ぎると、すごい論争に発展してしまうんですね。イメージも神もどっちでもいいから、練習場所を提供してほしいです。これからは賞味期限に気をつけます。

2007/9/5  0:30

投稿者:kohji
>イメージと現実のギャップ、もう少し縮まらないものか
ギャップがないと思ったときはご慢心に要注意、でしょうか?

その曲をどう演奏したいのか
それを如何に演奏するのか
この二つは表裏一体でなおかつ常にどこかギャップがある、として
も、これらを一生掛けて探求していく道程そのものが音楽家(プロア
マ老若を問わず)の生き様なのでしょう。いつも山あり谷あり、楽あ
れば苦ありで、誰しも決して平坦な道程ではありませんが(クラッ
シック音楽を苦楽辛苦音楽とも書くらしい)。
私は信心はありませんが、神よ、世のあまねく音楽家たちをおまもり
下さい、と、祈りたくなるような、そんな心境です。

http://kawailaw.exblog.jp/

2007/9/4  15:55

投稿者:noriko
そうですね、音を楽しむ、ですものね。

それにしても、イメージと現実のギャップ、もう少し縮まらないものか、と・・・。

2007/9/4  11:57

投稿者:kohji
>心を自由にして音と向き合う。
これこそ、音楽が人を惹きつけて已まない、最大の理由なのでしょう。
弾くのも歌うのも聴くのも、心を自由にして向き合うところがなけれ
ば、ただの空洞、かもしれません。

http://kawailaw.exblog.jp/

2007/9/3  22:15

投稿者:noriko
賞味期限がすぎてしまいましたね、日持ちのしないお土産ですみません。

>今日は山の方ではもう雪だそうです。

スイスはすでに秋が過ぎて、冬ですか。
で、10日したら多分まだまだ残暑最中の日本へ戻ります・・・。

2007/9/3  18:37

投稿者:のーこ
あっ、下のコメント、名無しの権兵衛で投稿してしまったようですね。御免なさい。

お土産は二日間しかもちませんでしたぁ。(涙)
今日は山の方ではもう雪だそうです。

2007/9/3  7:28

投稿者:noriko
おみやげ、気に入っていただけました?な〜んて。

>そこまで行ければもう、悟りの極致なのではないでしょうか?

「出したい音」と「出せる音」のギャップはもう自明の理、永遠のテーマなので、そういう意味では、悟りの極致、かもしれませんね・・。

2007/9/3  6:30

投稿者:?
今週末の晴天は、ノリコさんの日本からのお土産かしらん。気温は25度以上になっても、空気がもうすっかり秋になりましたね、ここスイスでは。庭の葡萄の葉が紅葉が終わり、散り始めました。

>心を自由にして音と向き合う。

そこまで行ければもう、悟りの極致なのではないでしょうか?

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