2020/4/10
近況です!

今朝の、私の部屋からの富士山。
今日一日お守りください、と思わずお祈りしてしまいました。
先回の投稿から一か月半が経ちました。
きっと、皆様も同じように思われているに違いありません。
”なんと長いこの2か月であったことか・・・”と。
年が明けてからの、世界のこの様変わりを一体だれが予想できたでしょう。
私が日本へ行っている6週間の留守の間一人で奮闘する娘のために、
3月に入ってからは来る日も来る日も、
カレールウを大量に作り、福神漬けを作り、
ジャガイモとニンジンを合わせて80キロもカレー用に冷凍し、
秋のために味噌を10キロ仕込み・・・。
そして、
出発の直前には、安倍首相の「全校休校の要請」が出されていましたから
迫りくるウィルスの陰におびえながら日本行きの便に乗り込んだのでした。
チューリッヒ空港ではマスク姿の人もチラホラと(街中では皆無!)
機内もガラガラでしたけど、成田では職員は全員マスク姿、の他は
検疫も全く普段通り、東京に着いてもなんだかのんびりムードで
拍子抜けするほどでした。3月13日のことです。
しかし、私が成田に降り立ったその日に、スイスでは厳しい
非常事態宣言が出され、全学校は休校、お店も急激に閉店を命じられ
まさに急転直下の様変わりをしたのでした。
その実態を私は目にしていないのですが、娘からの緊張感ある報告と
日本での、のんびり・のんきなムードのギャップには本当に戸惑いました。
娘の店はテイクアウトなので、閉店命令はまぬがれて今日まで来ています。
それはそれで、厳しいことですが、こういう事態に働けるのは有難いことだ、
と娘は言っています。本当にその通りですね。
その後、予定されていたすべてのコンサートは今のところ5月末までキャンセル、
スイスの子供たちの石垣ツアーも一年延期となり、
軽井沢のワークショップも諸事情で早期終了と相成りました。
そして、東京都のロックダウンの話が浮上、話が具体的になる前に
富士宮に移動してきました。
毎日自分のご機嫌を取りながらひたすら家にこもる毎日です。
このウィルスの騒ぎをよそに、自然はその営みを粛々と続け
美しく心地よい季節です。
でも、なんとも切ない満開の桜であり、寂しさが募る桜吹雪であります。

いつもと変わらぬ美しくて荘厳で、静かな佇まい・・・。

可憐な山桜・・・、部屋からお花見。

昨日行った浅間大社では、桜吹雪が舞っていました。
