2007/1/14

描画と音楽  室内楽ワークショップ
軽井沢の室内楽と心理学ワークショップを一緒にしていただく
入野美香さん(相棒 m さん)が、心理学の部で行なう
描画に関するメッセージを送ってくださいました。

オフィスNのサイトにアップロードしましたのでご興味ある方は
ぜひご覧になってください。
また、心理学の部の案内も、わかりやすく書いてくださっています。

そもそも、「室内楽と心理学」、どうしてこのふたつなのか、
「答えはあなたの中にある」という(禅問答のような?)
キーワードのこのワークショップ、
きっかけは私と入野さんの「出逢いと直感」としかいいようがないのですが、

描画と楽器演奏、何が共通点で何が相違点なのか・・・。

以前にも書いたかもしれませんが、私にとって
演奏家というなりわいで、やみつきになるような至福のとき、というのは
演奏の後に、不思議な呪縛から解かれたような、
舞台と客席の間の空気がほっと一瞬にしてなごむのを感じるとき、です。

決してしょっちゅう味わえるものではありませんが
その時の、舞台から見える客席の中の笑顔、は
何物にも替えがたいご褒美のような気がします。

滅多にはないけれど、そういう演奏ができたとき、私の場合、
その場にいて演奏する自分を忘れ、ただその響きの空間の中にいた、
という感覚です。

技術の壁から解き放たれ、演奏する自分という現実を忘れる。
自分と音楽とその場の空気、が一体化するほんの一瞬のことであり、
その一瞬に、果てしなく続く空間の真っ只中にいる自分を感じます。

演奏にはつねに、作品という大前提があり、演奏技術という壁があり
また、アリバイ的に出してしまった音に気づかないことも多々あります。

音職人を自任したいと願う私ですが、
出した音が本当に自分の欲したものだったのか、という迷いは常につきまとい、
また一方では、作品との同一化、一体化に対する憧憬の気持ちも果てしなく・・・。

作曲と演奏が一体であった時代から、長いときを経て現代に至り、
作品との一体化への果てしない憧れをいだきながら
分業の一端を担う演奏家たち。

その根源はなんだったのか、
ひたすらスキルアップをつきつめる先には一体何があるのか。

「動かされ、動いて、繋がる」という言葉で結ばれている
入野さんの描画へのメッセージを読み、

ふと、日々の自分のいとなみ、なりわいを振り返る時間でした。

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2007/1/17  23:18

投稿者:noriko
セロ弾きのゴーシュ、そういえば子供のころに読んだっきりですね。

現実のオーケストラの練習では、個人をやりだまに挙げる、ということはないでしょうけど。個(弾き手)、と事柄(音楽)を切り離してくれなければ、弾き手はつらくてやってられません・・。

って、このところ、オーケストラの仕事に行って、そんなことを思いましたが、でも、そういうテーマのお話ではありませんでしたね?脱線脱線。

自分の内面や、ものごとの本質を写し出すはずの鏡は、曇って混沌としていることが多くて、直感に頼るか、絵や音楽や文学、などというフィルターが必要なのではないか、と思います。
直感が欲に邪魔されたり、フィルター自身に嘘があったり、感性に合わないと、鏡は曇ったまま。

ホンモノのフィルターや自分自身の直感によって鏡に写し出されたものがあるとすれば、今度は、それと一体になりたい、という根源的な回帰願望が人間にはあるのではないか、という気がします。


描画と音楽のコラボレーション、経験がありますが、設定の仕方、音楽の種類により色々な場合がありますね。
内面的で弾き手と聴き手の集中力を要求する音楽の場合、同時進行の描画の動きは、空気を散漫にさせます。
逆に、聴き手が、心の中で一緒に口ずさめるような音楽は(日本の歌のような)、イメージが具体的にふくらむ助けになったりして、色々だと思います。

(謎の紳士、羅刹龍さんは絵をおかきになるんですね・・。)

Sachikoさん、室内楽と心理学ワークショップ、きっと最初で最後、では無いと思います。また、次の機会にご一緒に!

2007/1/17  17:22

投稿者:sachiko3
室内楽と心理学 ←行きたいです!
けれどどうしても日程があわないのでした。

2007/1/16  22:23

投稿者:相棒 m
音楽と描画のことを考えていて、ふと宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」のことを思い出し、読み直しました。

今まで気付かなかった景色が浮かんできました。これも、"出会いと直感"に基づく取り組みのお陰かと思います。楽譜があって演奏するということを、「セロ弾き・・・」を読みながら考えていました。ワークショップでも取り上げてみようかと、思案中です。

また、この作品は、「音」によって、奥行き、空気、動きを活き活きと伝えている事に気付きました。

では・・・と思って、好きな絵を眺めると、やはり「音」(「音楽」かもしれない)が聞こえて来るように思います。

音楽を聴きながら、情景を思い浮かべるのはよくあることだと思いますが・・・。絵から聞こえてくる、音や音楽にも耳を澄ませてみようかと思います。

羅刹龍さんの、絵画と演奏のコラボというのは、どういうのでしょう?とてもおもしろそうで、興味深いです。

2007/1/15  10:44

投稿者:羅刹龍
描画とのコラボ、、、いいですね。
僕の絵画とコラボしたいといってくださるかたが最近あり嬉しいやら戸惑いやらありまして、、、、
心が和む演奏と一体感のあるものが描ければとと描く側は思ったりしています

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