「えちごトキめきET122陸送 (斎藤幹雄様ご撮影)」
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早いものであと2ヶ月と迫った北陸新幹線の開業は、同時に悲しむべきことに日本海縦貫線の経営主体大分割を意味していますが、とりわけ個人的には、何故鉄道会社の名称にキラキラネーム的な要素を盛り込まなければならないのか、全く疑問とするところです。一方、総じて国鉄型車両は、イイ加減国鉄分割民営化から四半世紀を過ぎて旧すぎるのも確か。一部の413系を除けば継承されず、新造車によって置き換えられるのは、時代の変わり目ゆえやむを得ないことながら、同時に寂しさを感じます。それでも、とにかくヲタではなく沿線民から振り向いてもらう必要があるわけで、ヲタも感傷よりは現実を見なければならないのでしょう。
そこで、直江津をベースとした区間を継承するえちごトキめき鉄道では、デッドセクションを通過する交直流電車を造るコストを避けるためでしょうか(そして松任工場に整備を委託する際の便を考えているとか)、姫新線で既に活躍している新世代近郊型DCであるJRWキハ122と同じ車両=ET122を導入することになったわけですが、新潟トランシスで落成した貴重なオンレールシーンを、いつもお世話になっております斎藤幹雄様からご提供頂きました! (昨年秋に頂いたにもかかわらず、大幅にアップが遅れ恐縮です) いや〜私などは、時間や労力、そして個人的なデザイン上の選り好みを勘案すると、波模様ラッピングの新型DC搬入シーンを追っかけて新潟まで行こうとは思わないものですが、それは結局私自身、ヲタとしてはヘタレな部類に属することを暴露しているようなものでしょう。地味な役割のDCに寄せる斎藤様のアツい愛情をひしひしと感じるものです……。
それにしてもJRWキハ123系列は、キハ40系列の後継としてなかなか良いデザインをしていることにつきましては、私自身も認めずにはいられないところです (JREのDCの車体デザイン、好きではないです……)。これがエンジン音を全開にして、親不知トンネルなど長大トンネルをブッチギって行くのは楽しみなことです。