2016/5/16

憲法記念日を前に改憲側の政治色の濃い集会を取材  ]平和
 ◆ 改憲派集会、公明、民進党に秋波も (週刊金曜日)
永野厚男・教育ジャーナリスト

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小坂憲次元文部科学相「条文を提示し発議」明言〜公明党も改憲にノリノリ(撮影・永野厚男)

 改憲を目指す「新憲法制定議員同盟(会長・中曽根康弘元首相)」が5月2日、東京・永田町の憲政記念館で開催した「新しい憲法を制定する推進大会」は、主催者発表で約1300名が参加した(サテライト会場含む)。

 最初に97歳の中曽根氏が、「グローバル化の中で日本民族が民族たる意味を示しうるかどうか・・・が従前にも増して大きく問われる。安倍内閣は憲法改正実現に取り組もうと挑戦。我々は大いに評価・支持し期待する。ただ世論は、改正の必要性は受け入れつつ躊躇もあり、依然壁の厚さがある」と演説。


 次に、自民党の小坂憲次元文部科学相は「憲法改正の国民投票で過半数の賛成を得られるよう、項目・条文を提示し発議させて頂く」と述べた。これは中山恭子参院議員(日本のこころを大切にする党)の「一括改正すべきだが、難しいなら緊急事態条項だけでもまず改正するのも1つの手だ」という発言と符合。賛同を得やすい"お試し"改憲から、という主張だ。

 民進党の松原仁衆院議員は、@拉致をした北朝鮮に対し憲法前文の「われらの安全」を委ねられない、A愛国心をいかに書き込むかは極めて重要、などの理由を挙げ、「この憲法は改正されなければいけないと確信している。党内で同憂の士を募り頑張る」と語った。

 公明党の斉藤鉄夫衆院議員は「衆参3分の2を得るため与党だけではなく、野党第1党も一緒に合意するという幅広い国民合意を作ることが大切ではないか。国民分断の国民投票にしてはならない」と、民進党巻き込みを主張。「先日、私の(事務所の)部屋を訪れた米国籍の高齢者に『日本国籍を取り、国民投票してから死にたい。生きてるうちに頼む』と言われ涙が出た」というエピソードも紹介。"加憲"と言うが、実質改憲を主張した。
 この他、おおさか維新の会の江口克彦参院議員や経団連の小畑良晴・経済基盤本部長も登壇し、自民党発行の改憲漫画が配布された。


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