2016/6/8

6.5国会前総がかり大行動の妨害に来た右翼の車列  ]平和
 ◆ 悪夢への逆走
鎌田 慧(ルポライター)

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農水省前

 集会がはじまる時間を狙って、黒塗りの車列があらわれた。
 わたしたちが演壇にしている宣伝カーのすぐ後ろに停車して、一斉にがなりたてた。なにやら絶叫しているのだが、意味は不明。発言者の声を押しつぶそうとするだけの暴力。それに軍歌の大音響。
 日曜日。国会周辺三カ所での「改憲反対、戦争させない」集会の妨害にきた右翼の車列を前にして、わたしはマスコミに触手を伸ばした安倍政権が、いよいよ集会の自由にも暴力装置を使いだしたのか、と考えていた。


 五十六年前の一九六〇年六月、国会裏の道路で「安保反対、岸を倒せ!」を叫んでいたわたしたちの隊列のすぐ後ろで、右翼が新劇人のグループにこん棒を振って殴り込んだ。
 その五日前、羽田空港周辺で米大統領新聞係秘書ハガチーの車を阻止した隊列に右翼が突入し、女子学生が昏倒するのを目撃している。
 かつて政権が危機的になると、右翼が暴れだした
 安保闘争のなかで社会党の河上丈太郎が刺傷をうけ、浅沼稲次郎委員長が刺殺された。岸信介首相も刺された。

 手段を選ばず、平和憲法を抹殺し、戦争のできる「新しい国へ」(安倍首相の著書)引きずり込もうとするのは、東条英機と祖父・岸信介が「満州建国」で果たそうとした悪夢の時代への逆走だ。
 時代錯誤の夢想家の犠牲にはなりたくない。


湯川れい子さん(作詞家・音楽評論家) 国会前スピーチ


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