2016/7/15

都庁で働く皆さま 都民の皆さま 2016年7月14日号  Y暴走する都教委
  《河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会 都庁前通信》
 ● 東京五輪・森喜朗会長、五輪憲章に抵触する発言
   「国歌も歌えないような選手は日本の選手ではない」


 2020東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗氏(元首相)は3日、東京都内で開かれたリオデジャネイロ五輪日本選手団の結団式の後で開かれた壮行会であいさつした際、直前の国歌斉唱(プログラムには「国歌独唱」)の様子に触れ「どうしてみんなそろって国歌を歌わないんでしょうか。国歌も歌えないような選手は日本の選手ではない」と語った。さらに、7日に組織委が開いた国内競技団体協議会では、日本オリンピック委員会(JOC)が定める「日本代表選手団行動規範」を挙げ、「公式行事では脱帽し、姿勢を正し、日の丸を直視し、君が代を斉唱することと書いてある。選手とJOCの約束ができているはずだ」と述べた。


 森会長の発言を受けてJOCの平岡英介専務理事は「これからはきちっと日の丸を見て、君が代を斉唱することを徹底していきたい」と話したという。

 ところで、世界オリンピック委員会(IOC)の「五輪憲章」「規則付属細則」は、「歌と旗」は国旗・国歌ではなく、「選手団の旗、歌」と規定している。これはJOCが1988年総会で、「表彰式等に国旗・国歌を使用することは五輪の理念に反する」として、憲章を改正したことによるものである。日本は、「日の丸」と「君が代」を「選手団の旗、歌」として申請し、それが認められ登録されているのである。

 「五輪の理念」についてIOC倫理規定は言う。「個人の尊厳を守ることは、オリンピズムの根本要件である。/ 参加者間に、人種、性別、種族的出身、宗教、哲学的、若しくは政治的見解、婚姻状況、又はその他の根拠に基づき、参加者を差別することがあってはならない。」
 今回の森喜朗会長及びJOC平岡専務理事の発言が、五輪憲章に違反することは明白である。彼らがそれを知らないはずはない。
 また、「五輪憲章」は、オリンピックの目的は「人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある」と言い、「6.競技大会」で「オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない」とはっきり規定している。
 オリンピックを国威発揚や、ナショナリズムを煽ることに利用してはならないのだ。
 森会長の発言は「「愛国心」「日の丸・君が代」を国民に刷り込むための、オリンピックの政治利用である。

 文部科学省は大学にまで入学式・卒業式での君が代斉唱を要請し始め、従来通りの式を行うと発言した岐阜大学学長に対して、馳文科相は「恥ずかしいことだ」と批判した。
 都教委の「日の丸・君が代」強制はこうしてさらに拡大して国家権力が国民をしばる方向へといよいよ進んでいる。それは安部政権の戦争法案とセットになって、戦争へのみちを踏み固めている。私たちは、日本国憲法第13条「すべての国民は、個人として尊重される」の意味を今一度良く考えるべきだ。


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