2016/8/10

「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会  X日の丸・君が代関連ニュース
 ◆ 最前線の闘いを交流
   声をあげ繋がることを確認
(週刊新社会)


 第6回「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会が7月24日、大阪市内で開催された。
 第T部は、神奈川、千葉からの取り組み、そして東京の根津公子さんから停職6月処分の取り消しが最高裁で確定の報告があった。
 判決文の「自己の歴史観や世界観を含む思想等に、より忠実であろうとする教員にとっては、自らの思想や信条を捨てるか、それとも教職員としての身分を捨てるかの二者択一の選択を迫られることとなり…日本国憲法が保障している個人としての思想及び良心の自由に対する実質的な侵害につながる」は、大阪で闘う私たちには何よりのエールであった。次から次へと続く報告は、まさに今の日本社会がいかに危ない方向に転がり落ちているかを示すものだった。
 兵庫、福岡、宮城、愛知と続き、最後に「特別報告」として、高嶋伸欣さん(琉球大名誉教授)から、都教委が1億円かけて学校へ配布している「オリンピック学習読本」はIOC憲章違反の内容で憲法違反であるとの指摘がなされた。


 第U部は、まず歌の披露に会場も元気づいた。
 メイン企画は、弁護士・高校教員・卒業生・保護者・元教員によるパネルディスカッション
 弁護士からは、「日の丸・君が代」の抑圧と抵抗の歴史が紹介され、また、弁護士会から府教委ならびにA府立高校校長に「君が代」強制は人権侵害との勧告がなされた件で、当事者の教員、元生徒、保護者の話は、それぞれの異なる立場から「君が代」強制に抗するもので興味深かった。
 自らの卒業式でビラをまき、「君が代」斉唱時に不起立であった元生徒のHさんは、「先生への強制はやはり生徒への間接的な抑圧になります」と語った。
 高校教員からは、ビラまきの制限は人権侵害との勧告を受けながら、なおもビラまきを制限しようとする校長の恫喝じみた言動について報告があった。

 第V部は、地元大阪から。処分を受けながらも闘いの最前線ならではの工夫に満ちた数々の取組みで、改めて「日の丸・君が代」問題の今日性を感じさせるものだった。

 集会後、アメリカ領事館や大阪市役所前では一段と大きなシュプレヒコールをあげながらデモをした。現在の日本の危険な情勢を共有しつつ、声をあげつながっていくことで未来が信じられることを確認した集会であった。 (大阪・辻谷博子)

『週刊新社会』(2016年8月9日)


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