2017/1/5

大阪ネットワークニュースから(2)  X日の丸・君が代関連ニュース
 ◆ みんな歌っているから
   あなたも歌えっておかしくない?!

辻谷博子

 12月になりました。年が明ければ、すぐ卒業式の季節です。「君が代」条例が施行され6年目、3度の不起立でクビを定めた「処分」条例が施行され5年目の卒業式です。
 橋下徹が数の力によって成立させた「君が代」条例は、彼が去った後も大阪にあります。条例がある限り大阪の教員は理不尽な命令にさらされ続けます。
 私は、2012度入学式で戒告処分を受け、卒業式で減給処分を受けました。
 まずは「勝って当たり前の」減給処分取消の訴訟を起こしましたが、本年7月6日、大阪地裁内藤裕之裁判長はろくろく証拠を調べもせず処分取消棄却の判決を下しました。ある人曰く、まるで内藤は最高裁に喧嘩を売っているようなものだと。なぜならこれまでの「君が代」裁判において、根津公子さんただ一人を除き、減給以上の処分は悉く取り消されているからです。


 その根津公子さんも、昨年東京高裁において6月停職処分が取り消され、本年最高裁は裁判官の全員一致で東京都の上告を棄却し、処分取消が確定しました。
 高裁判決文にはこうあります、「自己の歴史観や世界視を含む思想等により忠実であろうとする教員にとっては、自らの思想や信条を捨てるか、それとも教職員としての身分を捨てるかの二者択一の選択を迫られることとなり・・・日本国憲法が保障している個人としての思想及び良心の自由に対する実質的な侵害につながる」と。
 3度の不起立で免職を定めた大阪の条例は明らかに憲法違反です。

 私はこれまでの大阪の教育が完壁だったとは思いません。しかし、少なくとも、私、いや私たち大阪の教員は、自らの人権が侵された時は声をあげようと生徒たちに語り続けてきました。たとえ、それがお国であったり巨大な権力を有するものであったとしても、足を踏まれれば痛いと叫ぼうと。そうしなければ、足を踏んだ奴は、次々と足を踏み続けると。それを嘘にするわけにはいきません。
 日本人は確かに集団的圧力には弱い面があります。が、そこに着目して最高裁がでっちあげた「国歌斉唱は慣例上の儀礼的所作」という詭弁を私たちは受け入れてはならないはずです。それが国歌である限り起立斉唱は紛れもない政治行為なのです。それを拒むのは個人の権利です。控訴審への支援をよろしくお願いいたします。

 ☆ 「君が代」条例は憲法違反!「君が代」不起立減給処分取消訴訟控訴審
   第1回口頭弁論 2017年1月26日 午後2時半
   第2回口頭弁論2017年2月23日 午後2時半


『大阪ネットワークニュース 第11号』(2016/12/25)


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